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バーチャル高校野球

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「打てる2番打者」、努力で生んだ本塁打 済美・宇都宮

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ハイライト動画 盛岡大付―済美

 (19日、高校野球 盛岡大付12―7済美)

 チームが認める努力家のバットから快音が響いた。19日の第1試合、済美(愛媛)の宇都宮佑弥君(3年)は七回、先頭打者で打席に入った。盛岡大付(岩手)との3回戦。ひざを曲げると、163センチの身長はより小さく見える。初球を左翼席に運ぶと、90キロの体で本塁を踏んだ。

 この本塁打で済美は7―6と勝ち越したが、九回に同点とされる。延長十回には5点を奪われ、甲子園を去った。

 宇都宮君は小学校高学年で身長160センチを超えていたが、その後は止まった。徐々に周囲の友達に抜かれ、うらやましく思うこともあったが、「身長をハンディと思ったことはない。自分には体重と打撃力がある」と言う。

 母親がつくった「ささみカツ」が大好物で、選手だけでなく、学校のみんなから「うっちゃん」と呼ばれ、親しまれている。

 がっちりとした体格で、肩幅は約50センチ、シャツのサイズは「2X」で裾を切って着ている。中学生の時は陸上部にも所属していた。種目は「もちろん砲丸投げです」。松山市の中学総体で1位をとったこともある。

 真面目で努力家でもある。一昨年の秋から1年間、まったく打てない時期が続いたときも、他の選手が帰ってから素振りを続けた。その数は一日千回以上。八塚凌二主将(3年)は「チームで一番バットを振ってきた」と言い、中矢太監督(43)も「真面目で一生懸命。チームを代表する選手」と信頼を寄せる。

 打撃力を買われ、「打てる2番打者」として強力打線の一角を担ってきた。3番打者の亀岡京平君(3年)は「うちの中軸は2番打者からです」と話す。

 この日の試合では本塁打のほか、二塁打も放つ。甲子園での計3試合は期待通り、本塁打1本と二塁打2本、四死球は五つ。本塁を6回踏んだ。

 試合後、宇都宮君は「悔しいけど、大勢の人が見ている甲子園で持ち味の長打を見せられてうれしい」と腫らした目で話した。そして、「身長が小さくても、甲子園でホームランを打つことができることを示せたかなと思う」と大粒の汗をぬぐった。(藤井宏太)

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