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バーチャル高校野球

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東海大菅生を支えた裏方のスペシャリスト、代走で輝く

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 ■担当記者が振り返る夏の甲子園

 試合の主役以外にスポットライトを当てるコラム「はま風」を担当したこの夏。グラウンドの中よりも外を見続けてきた。

 準決勝の花咲徳栄―東海大菅生の一戦で、胸が高鳴った瞬間があった。九回1死一、二塁、東海大菅生の一塁走者に代走が送られた。背番号17の上林昌義。味方の二塁打で本塁へ頭から飛び込んだ。好走塁を見て、彼が話してくれた苦労が頭をよぎった。

 兄は、仙台育英からソフトバンクに入団した上林誠知。兄の応援で甲子園に行き、「最高にかっこいい」とずっと尊敬してきた。

 自身は3年の春、右ひじを痛めた。疲労骨折の一歩手前と判明した夜、寮で素振りをしていると若林監督が帰ってきた。監督に報告すると、任されたのは三塁コーチとしての役割。出場機会は代走に限られた。

 取材すればするほど、チーム内での存在感が際立つ男だった。三塁コーチに加え、副主将、外野の守備位置の指示役。相手チームのデータ分析は、日付をまたぐまで没頭した夜もある。まさに「裏方のスペシャリスト」だった。

 輝いた代走としての活躍に加え、そんな彼のすごさを伝えたかった。だが別の取材で準決勝の試合直後に話が聞けず、「はま風」の記事にはできなかった。

 上林だけじゃない。相手が右横手の時だけ登板する打撃投手、筋トレ用具を手作りする控え選手……。主力を支える、かっこいい裏方のヒーローとたくさん出会えた夏だった。(小俣勇貴)

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