メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

バーチャル高校野球

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

1試合4発放った選手も 秋の高校野球を振り返る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 高校野球は14日に明治神宮大会が明徳義塾(高知)の優勝で終わり、今年の公式戦がすべて終了した。下級生から甲子園を経験した選手たちが順調に成長している姿を見せたほか、1試合4本塁打を放ってその名を一気に全国区にした選手や、67年ぶりに地区大会出場を果たしたチームも。記念大会で出場枠が4増の36校となる来春の第90回選抜大会の重要な選考資料となる秋の大会を振り返る。

 今春の選抜を制した大阪桐蔭、今夏の全国選手権に出場した聖光学院(福島)や日本航空石川などが出場した明治神宮大会。各地区の優勝校が集うこの大会を制し、「秋の日本一」に輝いたのは、四国王者の明徳義塾だった。

 エースとしてチームを引っ張ったのは、今夏の全国選手権を経験した右横手投げの市川。「大会前から、全試合投げるつもりだった」と、高知県大会の初戦から神宮の決勝まで、全10試合を投げきった。

 馬淵監督からも「全試合いくつもりで」と新チームが始動するときに告げられており、その期待に見事応えた。4試合で無失点。9試合を3点以内に抑える抜群の安定感だった。

 大阪桐蔭は1番藤原、3番中川、4番根尾ら、選抜優勝時の中心選手が複数残る。投手陣も甲子園を経験した柿木、横川、根尾がおり、近畿大会は1―0の辛勝だった智弁和歌山との決勝以外は、大差で勝ち上がった。

 「最強世代」とも言われるが、西谷監督の評価は「最強でも何でもない。歴代の先輩に失礼」。神宮大会では失策を連発して失点するなど、もろさも見せて創成館(長崎)に敗れた。

 北信越大会を初制覇した日本航空石川は3番原田や4番上田、中国大会で優勝したおかやま山陽(岡山)も3番森下に4番井元、同準優勝の下関国際(山口)はエースで4番の鶴田と、今夏の全国選手権を経験した選手が躍進の立役者となった。

 一方、秋に一躍全国区になったのが、瀬戸内(広島)の4番門叶(とがの)。中国大会1回戦で米子松蔭(鳥取)の投手陣から1試合4本塁打と打ちまくった。準決勝でおかやま山陽に敗れたが、出場の可能性が残る選抜へ向け、「甲子園でもホームランを打ちたい」と思いをはせる。

 九州大会では4強のうち、2校が公立勢。今夏、21年ぶりに甲子園出場を果たした東筑(福岡)はエース石田が健在で、夏春連続出場を確実なものに。その東筑を準決勝で破ったのが富島(宮崎)だ。県大会の初戦から3試合連続で2点差以内の試合をものにして、波に乗った。「あきらめない気持ちを出せた」と主将の中川。春夏通じて初の甲子園は確実だろう。

 伊万里(佐賀)は県大会で佐賀商、佐賀北と全国制覇経験のあるチームを連破し、準優勝。1950年春以来、実に135季ぶりの九州大会出場を果たし、県の21世紀枠推薦校になった。(山口史朗)

 選抜での活躍が期待される選手はまだまだいる。

 中央学院(千葉)を関東初制覇に導いたのはエースで4番の大谷。左打者だが、神宮大会では明徳義塾の市川から左翼席中段近くへ一発を放ち、馬淵監督を「非凡なものを持っている」とうならせた。その中央学院に関東の準決勝で敗れた東海大相模(神奈川)だが、4番森下を筆頭に好選手がそろう。

 東北大会で準優勝した花巻東(岩手)では、1年生右腕の西舘が光った。最速は140キロ。菊池雄星(西武)や大谷翔平(日本ハム)らもつけた背番号「17」を背負い、躍動した。

 同じ1年生右腕では、東京王者の日大三・井上も注目だ。最速145キロでピンチでも思い切り腕を振れる気持ちの強さがある。東海大会の決勝で本塁打を放った東邦(愛知)の4番石川も1年生だ。

 近畿大会に初出場し、4強まで進んだ乙訓(おとくに、京都)は左腕富山、右腕川畑の二枚看板に注目。九州王者の創成館(長崎)も、左腕川原、右腕伊藤ら複数の好投手をそろえる。(山口史朗)

 ■各地区の秋季大会成績と神宮大会の上位校

(左から優勝、準優勝、4強の2校、近畿は8強も)

北海道① 駒大苫小牧 旭川実 札幌日大、北海道栄

東北③ 聖光学院(福島) 花巻東(岩手) 能代松陽(秋田)、日大山形

関東④ 中央学院(千葉) 明秀日立(茨城) 東海大相模(神奈川)、慶応(神奈川)

東京① 日大三 佼成学園 日大豊山、国士舘

北信越③ 日本航空石川 星稜(石川) 富山商、富山国際大付

東海③ 静岡 東邦(愛知) 中京学院大中京(岐阜)、三重

近畿⑥ 大阪桐蔭 智弁和歌山 近江(滋賀)、乙訓(京都)

8強 近大付(大阪)、智弁学園(奈良)、彦根東(滋賀)、法隆寺国際(奈良)

中国③ おかやま山陽 下関国際(山口) 瀬戸内(広島)、尾道(広島)

四国④ 明徳義塾(高知) 英明(香川) 松山聖陵(愛媛)、高松商(香川)

九州④ 創成館(長崎) 富島(宮崎) 延岡学園(宮崎)、東筑(福岡)

明治神宮大会 明徳義塾 創成館 静岡、大阪桐蔭

※丸数字は選抜出場枠。関東・東京からさらに1校を選び、両地区から計6校。四国は神宮大会枠を獲得し、3から4に増える。21世紀枠は3校

スマホアプリで高校野球を楽しもう
高校野球DVD販売サイト
第99回オフィシャルグッズ
高校野球関連グッズ販売
第48回 明治神宮野球大会
  • 新聞宅配申し込み
  • デジタル申し込み

許諾番号:9016200040Y45039