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バーチャル高校野球

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(Timely)未来の高校球児へ種まき 安藤嘉浩

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 高校野球は秋季大会を終えると、来シーズンへの準備期間に入っていく。この時期に未来への種をまく作業が、各地に広がっている。

 石川県高野連は10~11月の3回に分けて、中学3年生を対象に「高校野球塾」を初開催した。その趣旨を下出純央理事長は「来春の新入生に心構えや準備すべきことを学んでもらうこと」と説明する。

 育成功労賞を受賞した県内のベテラン指導者9人が講師となり、今年度の県高野連優秀選手に選ばれた3年生部員が練習補助員を受け持つ。山下智茂・元星稜監督が「大切なのはあいさつ、規則正しい生活。スポーツも勉強も何でも一生懸命やる子が成功する」などと講義し、打撃指導では今夏の石川大会で完全試合を達成した柳橋巧人(金沢西)も打撃投手役を務めた。

 その柳橋から快音を響かせた紫錦台中の今井秀輔(金沢リトルシニア)は「打ちやすい球を投げてくれたので」と照れつつ、「知らないことをたくさん教えてもらった」と笑顔。硬式球を使った投球フォームを教わった高岡中の室木太陽は「高校野球は奥が深い。身になる部分を生かし、入学までに準備したい」。

 講義、実技のほか、1年生大会の見学なども実施し、延べ約140人が受講した。

 香川県高野連は18日の招待試合を小中学野球の十数チームに見学してもらった。「機動破壊」で知られる健大高崎(群馬)を招き、小中学生はトレーナーから体の動かし方を学び、指導者は作戦面を担当する葛原美峰コーチと一緒に試合を観戦した。

 「一塁コーチがボックスの一番前に立つと、ベースから6メートル。二塁走者は、そこまでリードをとる」「3ボール、1ストライクは長打が出やすい。外野は深く守る」。局面によって変化する戦術を教わり、疑問点を質問した。

 6月の招待試合では早稲田実(東京)を招いた。完封勝ちした三本松が自信をつかみ、今夏の甲子園大会でベスト8に進出した。「春の招待試合はガチンコで。秋は視野を広げて、小中学野球チームも交えて、全国の高校から学ぶ機会にしたい」。同県高野連の小野裕作理事長は語る。

 野球人口の減少が懸念される中、ようやく広がり始めた下の世代との交流。各都道府県高野連が競い合うように、実のあるイベントを企画して欲しい。(編集委員)

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