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バーチャル高校野球

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(あの夏)広島商×静岡1 歓喜のスリーバントスクイズ

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 ■1973年・決勝

 病床の父は気が気でなかった。

 九回裏1死満塁、広島商は途中出場の大利(おおり)裕二がこの日初打席に入った。スクイズが考えられる場面、バントの構えで揺さぶる。静岡の2年生エース、秋本(現姓三浦)昌宏は初球ストライクの後、二つ外した。2ボール1ストライク。広島商が仕掛けるには絶好のカウントだ。4球目。だが、大利は真ん中直球にバットを引いて見送った。

 体調を崩し、広島の病院でテレビ観戦していた父の利秋がつぶやいた。「バカたれ、なんで打たんのか」。父の「広商で野球を」という勧めで、大利は学年トップの成績で入学。この春の選抜大会では5番だったが、真面目さが災いし打席で緊張しがちだった。

 甲子園の三塁側ベンチ。父の心配が当たったように、迫田穆成(よしあき)監督は右手でメガホンを口へ持っていき、「打て、打て」と叫んでいた。

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