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バーチャル高校野球

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秋田)成田翔さん(19) ロッテ投手

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 ――昨年は1軍で先発登板しました。

 「夏場にかけて、だんだん自分のスタイルの投球ができるようになりました。先発でやっていくには、中継ぎとは全然違ったものが必要になってくる。今年のシーズンにつながってくると思います」

 ――プロへの道を開いた秋田商での思い出は。

 「2年生の秋、東北大会に出られませんでした。『冬はひたすら走ろう』と決め、全体練習のあと、とにかく走りました。そうしたら、他の投手も一緒になって走ってくれた。それが本当にうれしかった」

 ――ひと冬走り、変化はありましたか。

 「球の切れが違うなと、自分でも思いました。バッターが振り遅れる。キャッチャーもすぐに気づいたみたいです。球速を上げるよりも打ち取れればいいや、と考えていました」

 ――3年生の夏には甲子園に出場。8強入りと躍進しました。

 「悔しかったのは(準々決勝で負けた)仙台育英戦です。東北のライバルだし、練習試合でもずっと負けていたので。甲子園の舞台で試合ができるのは、何かの縁だなと思いました」

 ――いつごろからプロを意識し始めましたか。

 「1年生の夏も甲子園で投げましたが、3年生の夏、甲子園で1勝した時にはもう、絶対にプロに行くんだと思っていました」

 ――その2回で甲子園の雰囲気は違いましたか。

 「1年生の夏は記憶にないくらい緊張しました。でも、3年生の時はいっさい緊張しませんでした。気持ちの面でも、まったく違ったと思います」

 ――心の面ですが、普段から心がけていることはありますか。

 「だらしない格好はしないよう気をつけています。テレビに映るし、ファンもいる。ユニホームやスパイクが汚れていたらダサいじゃないですか」

 ――子どものころからきっちりしていたんですか。

 「昔から練習を休むことが嫌だったんです。だらしないと風邪をひいたり、ちょっとしたことで休まないといけなくなったりする。冬はマスクをし、加湿器をつけて寝ます」

 「自分の性格は几帳面(きちょうめん)だと思います。でも、僕はその方が伸びると思う。プロの投手は本当に几帳面な人が多いし、もっときっちりしている先輩もいる。学ぶことはたくさんあります」

 ――第100回記念大会をめざす球児たちにメッセージをお願いします。

 「長い歴史を感じます。母校が出てくれればうれしいけれど、どの学校でも、秋田が新たな歴史を刻んでくれたら。出るからには、勝つことにこだわってほしい」(聞き手・山田佳毅)

     ◇

 なりた・かける 秋田市出身。秋田商の投手として、第95回と第97回の夏の甲子園に出場。第97回大会は1995年の金足農以来となる県勢ベスト8入りに貢献した。2015年秋の新人選手選択(ドラフト)会議でロッテに3位指名されて入団。17年シーズンに4度、1軍のマウンドに立ち、先発も2度経験。通算では0勝2敗、防御率4・38。左投げ左打ち。独身。