メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「あ~幸せだ」 マネジャー作る豚汁、力の源 中京大中京

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ■しまっていこー 中京大中京

 寒い時期の練習に、心身温まる時間。中京大中京では、冬場の週末にある一日練習の日に女子マネジャーが温かい料理をつくる。豚汁やカレー、ハヤシライス。選手たちは午後のトレーニングの合間に食べて、夕方の練習の力にする。

 グラウンドに霜が降りていた1月27日。午前8時過ぎからマネジャーたちが部室で豚汁をつくり始めた。マネジャーも含めて1、2年生で部員は62人。大鍋に入れる豚肉は約4キロ、みそは2・5キロ、水は15リットルもある。切った豚肉は下ゆでをしてあくや余分な脂質を落とし、前日の練習中に切っておいた大根、里芋、ニンジン、ゴボウとともに煮込む。午前10時半ごろ、火を止めたマネジャーたちは、ノックの球を渡すためにグラウンドに駆け出した。

 マネジャーの料理が始まったのは、高橋源一郎監督が就任2年目だった2011年度の冬から。「体を大きくするためと、気温が下がってきたときに温かいものを食べて、最後の素振りをするときに『よし、行こう!』となるように」と監督は説明する。

 土曜日は豚汁で、合わせみそと赤みそを週ごとに交互に使い、日曜日はカレーとハヤシを隔週でつくる。2年生マネジャーの木村彩乃と高橋明里は昨冬、料理をすることを知って驚いたが、「つくっていて楽しいし、『おいしかった』『ありがとう』の言葉がうれしい」と口をそろえる。

 午後4時過ぎ。ウェートトレーニングや打撃練習を終えた選手の列が大鍋の前に出来た。バックネット裏に座り、持参したおにぎりと一緒に豚汁を食べる部員から、こんな声が響いた。「あ~、幸せだ」(上山浩也)