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(葦)「夏はうちやで」71歳の負けん気 安藤嘉浩

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 準々決勝11―10、準決勝12―10。終盤の猛攻撃を見ながら、闘将の18年前を思い出していた。第90回記念選抜高校野球大会(4日閉幕)で立て続けに逆転劇を演じた智弁和歌山の高嶋仁(ひとし)監督(71)だ。

 試合後は「もうアカンかなと思うた」と言った。そんなはずはない。教え子でもある古宮克人・野球部長(29)は「一番あきらめてないのが高嶋先生」と笑う。

 1997年夏の甲子園を初制覇した頃から取材してきた。「勝負事は勝たなアカン」が口癖だ。18年前の2000年は春の決勝で東海大相模(神奈川)に敗れ、夏の決勝で東海大浦安(千葉)を下した。「ユニホームを見たら同じ東海でしょ。絶対に負けられんと思うた」。八回に打線が爆発するチームだった。