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3校連合、乱れた春の守備 夕張主将ソロ放って成長実感

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 ■しまっていこー 夕張

 夕張の春は、大敗で終わった。春季北海道大会の空知支部予選1回戦で13日、岩見沢農に1―11の6回コールド負け。「もう少し勝負できると思ったんですが……」と表情をゆがめたのは、主将の田中将也(3年)だ。この春からスタートしたばかりの3校連合チームのもろさが出てしまった。

 昨秋は5校連合の一角を担った夕張。ただ、部員が確保できた砂川、美唄尚栄は単独出場が可能になったため、今春は月形、深川東との3校連合という形になった。

 気温13度、小雨も降る肌寒い中での新生連合チーム初の公式戦は、高橋浩幸監督が「やはり、投手も含めた守りですね」と語る通り、失策7、暴投2、捕逸5と守備が乱れた。

 守備面は5校連合だった昨秋も含めて、長い間の悩みになっている。普段は別々に練習している各校が一緒に練習できるのは週末だけ。限られた時間の中で、チームとしての練度を高めていく作業は簡単ではない。牽制(けんせい)球のタイミングが合わずに球をそらしたり、中継プレーのぎこちなさで余計な進塁を次々と許してしまったり。岩見沢農との一戦を終えた田中は「すぐには良くならない。工夫して練習していくしかない」。

 一方で課題が明確な分、連合チームでも主将を務める田中は前向きでもある。昨秋の支部予選は同じ岩見沢農に1安打のみの零封で、7回コールド負けだった。「今日は3安打が出た。確実に成長はしている。夏につながる部分はあった」。自身は五回に低い弾道を左中間席に突き刺すソロ本塁打を放った。

 他にも、1番三塁で先発出場した1年生の高橋快人が六回に左中間への二塁打。「相手になめられたくない」と1週間前に決意の丸刈りを実行した気迫を打球に乗せた。少人数チームにとって、新入部員の奮起は好材料に違いない。

 北海道の春の訪れは遅いが、夏は早い。選手権の空知支部予選は6月26日開幕。残り約1カ月、課題の守備を鍛える時間になる。(吉永岳央)