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熊本工、11季ぶりのVならず 九州地区高校野球大会2012年4月28日0時58分 佐賀市で開かれていた第130回九州地区高校野球大会(九州地区高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)は27日、みどりの森県営球場で決勝があった。熊本県代表の熊本工は春の選抜出場校の神村学園(鹿児島)に0―3で敗れ、11季ぶりの優勝を逃した。 熊本工打線が相手投手のキレのある球に苦しみ、3安打に抑え込まれた。2回は安打の寺岡を犠打で二塁に進め、6回は2死から山田、堀田が連打したが、いずれも後続が断たれた。先発増田は中盤までに3失点したが、6回以降は変化球がさえ、無安打に抑えた。 ■初完投で準V 増田凌也投手 3回表、熊本工の増田凌也(3年)は相手の8番打者に二塁打を放たれ、1死二塁。緊迫した展開で、初めて得点圏に走者を背負った。だが、制球が定まらず、「びびって」しまった。次打者にも甘い球を左中間に運ばれ、先制の適時二塁打を許した。 チームは今大会、2回戦途中でエースの山下滉太(2年)がひざのけがで降板。その後はほかの投手が交代で登板し、しのいできた。増田の背番号も7。準々決勝で投げた5回が、県大会を通じて最長の投球回数だった。だから、この日も「継投かな」と思っていた。だが、先制点を許してベンチに戻ると、林幸義監督に告げられた。「5点取られてもいい、投げ続けろ」 この言葉で吹っ切れた。4、5回は失点を許したが、徐々にリズムを取り戻した。打者のタイミングを乱す得意のスローカーブが決まりだした。圧巻は8回。先頭打者に投げた変化球がグイッと弧を描き、外角いっぱいに構えた捕手のミットに収まった。見送り三振。「よし! 狙ったところにいくぞ」。後続の2人も三振とし、この回は3連続三振。6回以降は得点を許さず、県大会を通じて初めての完投となった。 「神村学園を3点に抑え、自信になった。夏に向け、制球力を磨きたい」と増田。林監督も「強豪相手に上出来」と手応えを口にした。惜しくも優勝は逃したが、熊本工は今大会、大きな収穫を得た。(森田岳穂) こんな記事も
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