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もがき、つないだチームの絆 龍谷大平安・小嶋恭介選手2011年8月11日0時44分 持ち味のイケイケ打線は湿り、土壇場での粘りも及ばなかった――。龍谷大平安は大会第5日の10日、新湊(富山)に1―4で敗れた。京都勢として4年ぶりとなる夏の甲子園での1勝は果たせなかったが、チーム一丸ではつらつとプレーする姿に、スタンドから大きな声援が送られた。 ◇ 2点を追う8回裏、2年生コンビがつないだ。 3番・久保田昌也が四球を選び、4番・高橋大樹(ひろき)は左前安打。無死一、二塁。反撃のチャンスだ。 打席には、主将の小嶋恭介(3年)が立った。バントの姿勢をとり、バットにコツンと当てた。しかし、ボールはふわりと上がり、捕手のミットへ収まった。 「いつも通りにやった。何でこうなったのか……」 それでも、ベンチに下がると気持ちを切り替え、逆転を信じて声を出し続けた。 昨夏、新チーム結成後の最初のミーティングで、小嶋は主将に立候補した。新チームでは、現2年生が台頭し、正選手9人中6人を占めた時期もあった。ポジションを奪われた3年生たちは元気を失った。分裂の中で、小嶋はもがいた。 春の府大会の準々決勝で敗れ、危機感が強まった。嫌われることを恐れず、チームメートに厳しく注意するようにした。 原田英彦監督(51)は京都大会後、「2、3年生の『融合』が強さを生んだ」と分析し、その立役者の小嶋を「キャプテンらしくなってきた」とたたえた。 小嶋はこの日の試合後、真っ赤な目で「主将として、結果でチームを引っ張りたかった。もっとできたと思う」と唇をかんだ。 「みんなで一つになってやってこれた。悔いは残るが、素晴らしい時間だった」。全国制覇の夢を後輩に託し、前を向いて球場を後にした。=敬称略(竹山栄太郎) こんな記事も
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