第84回選抜高校野球大会第7日の28日、近江は2回戦で昨夏の選手権大会で準優勝した光星学院(青森)に1―13で敗れ、9年ぶりの8強入りはならなかった。近江打線は球威のある相手投手の前に8回まで0点に抑えられたが、9回に4番藤原が本塁打を放つ意地を見せ、夏につなげた。
「まだいける。とにかくつなごう」。3点を先制された直後の3回裏、初戦で勝ち越し打を放った8番津坂が、中前安打で出塁したが、続く村田の投直で津坂が一塁に戻れず、併殺となった。6回にも、久米、福井の連続安打で2死一、三塁の好機をつくったが、後続を断たれた。
13点差をつけられた9回裏、「塁に出ることだけを考えていた」という先頭の藤原の大きな当たりは、バックスクリーンに飛び込む本塁打に。だが、反撃もここまでだった。
先発の村田は初回、2死二、三塁のピンチを切り抜けると、2回も2三振を奪い、三者凡退に抑える安定した立ち上がりを見せた。だが、3点差で迎えた5回、1死一、二塁から5番武田の打ち損ねが遊撃手林田の背後に落ちる不運なヒットで満塁。失策の後、7番城間の3点本塁打で、一挙5点を奪われ、力尽きた。