7月7日に開幕する第94回全国高校野球選手権兵庫大会(主催・朝日新聞社、県高校野球連盟)の組み合わせ抽選会が26日、兵庫県明石市であり、出場する163校161チームの組み合わせが決まった。明石トーカロ球場での開幕試合は神戸第一―出石に決まった。
抽選会では、春の県大会でシード権を得た16チームがくじを引いて16ブロックに割り振られた。その後、準シードと残りのチームがくじを引いて各ブロックの組み合わせが決まった。
昨夏の覇者・東洋大姫路の初戦は、西脇工と松陽の勝者と戦う。今春の選抜大会で甲子園出場を果たした洲本は、生野と加古川東の勝者と戦う。5回戦以降は毎回抽選で決める。
開会式は7月7日午前11時から明石トーカロ球場であり、約70校が参加予定。選手宣誓は出石の清水崚治(りょうじ)主将(3年)に決まった。決勝は28日に神戸市須磨区の「ほっともっとフィールド神戸」(神戸総合運動公園)で開かれる予定だ。
大会会長を務める西谷仁孝・県高野連会長は「一戦が万事、一生の宝になるよう、心身を万全にして全力を尽くしてください」とあいさつ。大会委員長を務める橋本聡・朝日新聞神戸総局長は「正々堂々、一球入魂、すがすがしいプレーを期待しています」と述べた。
■見どころ
16ブロックとも、おおむねシード校優勢の展開が予想されるが、ノーシードの実力校が入り、激戦が予想されるブロックもある。
昨年優勝した東洋大姫路は11ブロック。林大地主将は「実力のある公立勢が多く、初戦から気を引き締めたい」と意気込む。好投手を擁する尼崎北と北条が初戦で対戦し、見応えのある投手戦が期待できそうだ。一昨年夏と昨年春の甲子園に出場した報徳学園は4ブロック。私学の実力校の神戸弘陵が足を絡めた攻撃でどう勝ち進むか見ものだ。
毎年、優勝候補に挙がる神戸国際大付は3ブロックに入った。厳しい練習で選手を鍛え上げたシード校の伊丹西に勢いがあり、この2校が軸になりそうだ。
春の県大会で3位になり、近畿大会で智弁和歌山を下した明石は8ブロックに入り、市川―伊丹北の勝者と戦う。ここで勝てば勢いに乗りそうだ。
混戦が予想されそうなのは9ブロック。「投攻守のバランスが取れたチーム」と評判の高い社のほか、姫路西、村野工、尼崎小田など投手を中心とした守りのチームがそろう。
10ブロックは、昨夏の決勝で東洋大姫路との延長再試合の末、甲子園出場を逃したシード校の加古川北を軸に、速球派の投手を擁する舞子、実力を上げてきた北須磨が絡む展開か。
昨夏の大会で初戦敗退した育英は7ブロック。3年前の覇者・関西学院は2ブロックで、それぞれシード校として上位を狙う。長打を量産する神港学園は5ブロック。高校通算本塁打100本超の山本大などが注目される。(堀田浩一)
■宣誓は出石・清水主将
開会式の選手宣誓には、出石の清水崚治(りょうじ)主将(3年)が選ばれた。壇上で「県大会が成功するようにしっかり宣誓したい」と意気込みを語ると、会場から大きな拍手がわいた。
出石はこの日の抽選で開幕試合にも決まった。「プレッシャーを感じる。でも皆の力でプレッシャーをチャンスに変えていきたい」と話した。今西聡部長(26)は「選手宣誓と開幕戦という、出石にとって歴史的な出来事。初戦にも勝っていきたい」と話した。(横山健彦)