第125回北信越地区高校野球大会は23日、決勝が長野県松本市野球場であり、地球環境は敦賀気比(福井)に延長13回、0―1で惜敗した。試合は互いに譲らない投手戦となって延長戦にもつれ込んだが、敦賀気比が13回2死満塁から押し出し死球で決勝点を挙げ、優勝した。
来春の選抜高校野球大会には北信越地区から一般選考で2校が選ばれるため、決勝で接戦を演じた地球環境は、初の選抜出場に大きく前進することになった。
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延長13回、押し出しの死球で敗れた地球環境だが、エース漆戸の緩急をつけた投球術と、それをもり立てた守備陣の好守が光った。漆戸は序盤から再三走者を背負いながらも、内野ゴロを打たせ3併殺を成立させた。バント処理でも鋭いダッシュからの送球で封殺し、ピンチをしのいだ。
打線はつながりを欠いた。5、7回には三塁まで走者を進めたが、相手投手の変化球にかわされた。
■冷静バッテリー、さらに上目指す
地球環境のバッテリーは最大のピンチでも冷静に相手を見て切り抜けた。0―0で迎えた8回裏の守り。1死一、三塁で、バントの得意な左打者が入った。捕手の岩田優はスクイズを察して、漆戸に内角直球のサインを出す。初球でスクイズを仕掛けられたが、球威で打球を詰まらせ、岩田優が三塁走者を体で止めた。
切れのある直球で追い込み、緩い変化球で打たせて取る。漆戸の持ち味を生かした配球がさえ、11回2死満塁の場面もチェンジアップで二ゴロ封殺した。
しかし、さすがのエースも「右腕が上がらなくなった」。13回2死満塁からの死球で涙をのんだ。
「守ってくれた仲間に申し訳ない。自分のミスで負けたのは心残り」と漆戸。岩田優は「みんなの力でここまで来られたが、悔しい」と、さらに上を目指していた。
学校は通信制だが、部員は全員が寮に住み、平日は授業に出ている。羽鳥監督は「自分たちらしいプレーを心がけて、無欲でやってきた成果です。生徒が一生懸命に取り組んでいる点を評価してほしい」と、ねぎらった。(渡部耕平)
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地球環境・坂本大地主将 最後は悔しかったけど、しっかり守る自分たちの野球はできた。またゼロに戻って、つながる打線を目指していきたい。
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地球環境・羽鳥均監督 しびれるぐらい良い試合だった。漆戸は粘り強く投げた。チームも、これだけやれれば経験の面ですごく大きい。