第59回春季東北地区高校野球大会(東北地区高野連主催、朝日新聞青森総局など後援)は10日、準決勝があった。光星学院(青森)は聖光学院(福島)に延長10回、1―2でサヨナラ負けし、昨年秋季に続く東北大会連覇はならなかった。11日の決勝は聖光学院が仙台育英(宮城)を破って優勝した。
(準決勝、聖光学院2―1光星学院)
光星学院は1点を追う9回、田村の中越え本塁打で同点とする粘りを見せたが、10回に2番手城間がサヨナラ打を浴びた。3回1死一、二塁で田村、北條史が凡退するなど8回まで無得点。均衡が破れた6回までの間に、先制点が欲しかった。
■監督「ここ一番の気持ちの強さ鍛える」
4強に終わった光星学院にとって、夏に向けて新たな収穫と課題を見つけた大会になった。
準決勝の先発マウンドを託されたのは左腕伊藤裕貴(3年)。6回途中まで被安打2、1失点と好投した。課題だった走者を背負った場面での投球も安定していた。
「本当に自信がついた。得るものは大きかった」と伊藤。初戦の東陵(宮城)戦でも好投し、城間竜兵、金沢湧紀(いずれも3年)の両右腕に次ぐ存在として期待が持てる。
課題は打撃陣。聖光学院戦で9回に同点本塁打を放った田村龍弘(3年)は「『自分が打ったんねん』という気持ちがチームに欠ける。打線がかみ合わない」と話す。打線のつながりが甲子園での大躍進に結びついたが、今大会は犠打や進塁打などチーム打撃が出来ない場面が目立った。
仲井宗基監督は「うちは泥臭い戦い方をするチーム。粘り強く守る、好機をものにするなどここ一番の気持ちの強さを厳しい練習で鍛えていく」と話した。(仲田一平)