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清峰―日本文理 5回表清峰1死満塁、木原の適時打で三塁走者有迫(手前)、二塁走者佐々木優が生還 |
好機を生かし着実に得点した清峰が、ベスト4進出を決めた。1日の選抜高校野球大会準々決勝で日本文理(新潟)と対戦した清峰は、エース有迫の好投に4番木原の適時打なども出て、4―0で勝利した。春夏通じて県勢の4強入りは、76年夏の海星以来30年ぶり。初の決勝進出を目指し、大会11日目第2試合のPL学園(大阪)との一戦に臨む。
◎…両チームともに4安打の投手戦。明暗を分けたのは、好機を生かす決定力の差だった。
2回表、清峰は木原の四球と佐々木伸の幸運な右前安打で1死二、三塁の好機をつくると、7番田辺の遊ゴロの間に木原が生還。さらに暴投で、佐々木伸が2点目のホームを踏んだ。
一方、日本文理はその裏2死から、エース有迫が自信を持って投げた直球を連続安打して一、二塁とした。だが、有迫は動揺することなく後続を遊ゴロに打ち取った。
5回にも安打の有迫を置いて、佐々木優、佐々田が連続送りバント。これが敵失を誘って満塁となり、木原の中前適時打で2点追加した。
逆に、日本文理は6回に初めて三塁に進んだが、有迫が勢いのある直球で凡打させた。終わってみると、残塁数は清峰の5に対し、日本文理は9だった。
有迫は1、2回戦で計20回を投げて与四死球17個だったが、この試合は2で、本人も「きょうは出来すぎ」。三振こそ3個にとどまったが、直球とスライダーを織り交ぜて打たせて取る投球。3回には失策で出した一塁走者を牽制(けん・せい)で刺した。
遊撃手の佐々木伸は9個の打球をさばいた。1失策はあったものの、深い位置から一塁への好送球を何度も見せた。「練習と同じ動きができた。甲子園も佐世保野球場も一緒の感じですね」
次戦の相手はPL学園(大阪)。30年前の夏、準決勝に進んだ長崎代表の海星が涙をのんだ相手でもある。見えてきた紫紺の優勝旗に向け、相手にとって不足なしだ。
◆練習の成果(清峰・吉田洸二監督)
有迫は全然疲れがないと言ったので先発させた。制球良くコースを攻め、野手のミスをカバーした。先制の遊ゴロでの生還は、一番練習してきたプレー。走者がきっちり走ってくれ、流れをつかめた。
◆貧打が原因(日本文理・大井道夫監督)
打てなかったのが敗因。有迫投手のボール球に手を出さないように指示したが、低めの球がストライクに見えたようだ。甲子園で2勝は出来すぎ。練習不足の中、選手たちは本当によくがんばった。
◆さあVだ!
佐々町の清峰高校では、防災無線の案内で集まった地域住民や生徒ら約100人が、体育館に設置した大型スクリーンで観戦。太鼓やラッパ、応援歌が終始にぎやかに鳴り響いた。
太鼓をたたいて応援を引っ張った女子バスケット部の前川舞主将(17)は「ここまで来たら優勝してほしい」。生徒会長の竹山悟君(17)は興奮した様子で、「有迫はよくがんばった。あいつは冬の間ずっと走り込みをしてきたから、次も大丈夫」。