栃木県内の高校硬式野球部の部員数が昨年度、7年ぶりにサッカー部の部員数を下回った。一方で、中学の軟式野球部の部員数は不動のトップを維持している。少子化で生徒の総数増加が望めないなか、なんとか選手の流出を食い止めようと県高校野球連盟も模索を始めた。
■中学では不動の人気
県スポーツ振興課によると、全日制高校の硬式野球部員数は昨年度2224人。これに対してサッカー部は2320人だった。日本高野連などの資料によると、昨年度の県内の高校野球部員数は、ピークだった1991年度に比べると約350人程度減っているという。
高校男子生徒の総数は約2万7700人で、前年度より約720人減少している。だが、男子高校生の運動部加入率自体は、ほぼ横ばいだ。98年度以降、野球部とサッカー部が2強として首位を争っている。「W杯や五輪などでサッカーの活躍が話題になると、サッカー部員が増える傾向にある」と同課。
一方で、中学の軟式野球部人気は不動だ。同課によると、昨年度まで13年連続で1位をキープ。しかし、日本高野連と県中学校体育連盟によると、昨年の春に県内の中学を卒業した野球部員は1558人。一方、高校で野球部に入部したのは861人と、中学野球部の約55%にとどまった。