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全国中等野球大会

1934年8月13日〜8月20日 出場:22チーム

優勝 呉港中(山陽・広島)
準優勝 熊本工(南九州・熊本)

 甲子園球場前の松林に20回記念の野球塔が建立された。この記念大会で参加675校の頂点に立ったのは、前年までの大正中を改名した呉港中。3年連続の甲子園出場でつかんだ優勝の立役者は、藤村投手だった。3年連投で球速・制球とも申し分なかっただけでなく、打っても打率4割の大活躍。のちに阪神タイガースの強打者として名をはせた藤村富美男である。この年は、特に好投手がそろっていた。享栄商の近藤は左腕で、中等球界で一流中の一流といわれていた。京都商のエースはプロ野球に進み巨人軍で活躍をした伝説的な大投手、沢村栄治だった。
 球場から目を外に向けると、ちょうど大会の10日前、8月3日ドイツ大統領ヒンデンブル元帥が死去し、ヒットラー首相が大統領を兼ね、総統となってナチスの天下が決まり、アジアに続いて欧州の空も次第に黒雲が増しつつあった。

戦績一覧
回戦 対戦 備考
1回戦 呉港中(山陽・広島) 5-1試合結果詳細 長野商(信越・長野)  
1回戦 桐生中(北関東・群馬) 4-3試合結果詳細 早稲田実(東京)  
1回戦 享栄商(東海・愛知) 11-2試合結果詳細 島田商(甲神静・静岡)  
1回戦 市岡中(大阪) 3-2試合結果詳細 台北商(台湾)  
1回戦 鳥取一中(山陰・鳥取) 3-1試合結果詳細 京都商(京津・京都)  
1回戦 熊本工(南九州・熊本) 8-4試合結果詳細 小倉工(北九州・福岡)  
2回戦 海南中(紀和・和歌山) 5-0試合結果詳細 神戸一中(兵庫)  
2回戦 高松中(四国・香川) 8-7試合結果詳細 関東中(南関東・千葉)  
2回戦 敦賀商(北越・福井) 1-0試合結果詳細 大連商(満州)  
2回戦 京城商(朝鮮) 9-8試合結果詳細 札幌商(北海道)  
2回戦 秋田中(奥羽・秋田) 5-1試合結果詳細 福島師範(東北・福島)  
2回戦 熊本工(南九州・熊本) 8-1試合結果詳細 鳥取一中(山陰・鳥取)  
2回戦 呉港中(山陽・広島) 8-0試合結果詳細 桐生中(北関東・群馬)  
2回戦 市岡中(大阪) 1-0試合結果詳細 享栄商(東海・愛知)  
準々決勝 秋田中(奥羽・秋田) 17-7試合結果詳細 敦賀商(北越・福井)  
準々決勝 呉港中(山陽・広島) 4-2試合結果詳細 海南中(紀和・和歌山)  
準々決勝 市岡中(大阪) 13-4試合結果詳細 京城商(朝鮮)  
準々決勝 熊本工(南九州・熊本) 5-1試合結果詳細 高松中(四国・香川)  
準決勝 呉港中(山陽・広島) 9-0試合結果詳細 秋田中(奥羽・秋田)  
準決勝 熊本工(南九州・熊本) 4-0試合結果詳細 市岡中(大阪)  
決勝 呉港中(山陽・広島) 2-0試合結果詳細 熊本工(南九州・熊本)  

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