僕の家の中には、芸術品と実用品の中間にあるもの、あるいはもっと正確に言えば、同時にその二つの領域にまたがる、とてもたくさんのオブジェがあります。

「レンブラントをアイロン台のように使うこと」を考え出したマルセル・デュシャンへのオマージュとして、日々の暮らしの中で芸術作品を使ったり、反対に芸術品の中に実用品を使ったりすることがとても好きなのです。

これからこのウェブサイトに定期的に写真を掲載していきますが、まずは初回にふさわしくつつましやかに、最近作ったオブジェを一つ紹介したいと思います。

ラウンド・テーブル
これは、12本の支脚をボルトで留めたものです。支脚を扇のように広げていくとエレガントなオブジェへと変貌する作品を、「ラウンド・テーブル」と名付けました。
もし見飽きてしまったら、折り畳んでテーブルとして使うことができます。「芸術は、芸術そのものよりも生活をおもしろくしてくれる」とロベール・フィリウ*は語っています。
*60年代に欧米各地で展開された芸術運動「フルクサス」に参加したアーティスト。

「LIFE&ART」のロゴマークを描いたポール・コックスの、フォト・エッセイを連載します。「LIFE & ART」をテーマに、ランダムに思考をたどる日記のような感覚で、写真と短いコメントで語っていく予定です。

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