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コラム「心地よい生活の知恵」

洗濯ものを干す

2007年05月10日

 さわやかな季節になりました。これからは洗濯日和が続きます。衣替えを迷っていた人も、このときをチャンスに洗濯を。友人には「夫が洗濯してくれるのはいいけれど、どれもしわくちゃ!」「洗うのは洗濯機がするけれど、干したあとアイロンが面倒!」という人がいます。シワにならず、簡単に干すポイントを覚えておきたいもの。

イラスト

  

 干すより大切なのが、脱水時間です。普通に洗濯をして、取り出しそのまま干すと、乾いたときは脱水時の細かいシワが残り、シワシワです。それは、脱水時間が長く、衣類に水分が含まれていないので、繊維の回復力がほとんど無くなっているからです。干すときには、衣類に水分が残っていないと、シワはうまく取れないのです。脱水時に衣類に水分を残すこと、これが干すときのポイントです。

 それには、脱水時間を短縮すること。普通に洗濯すると、自動的に脱水まで終わらせるのが洗濯機ですが、この脱水時間の設定を変えるのです。自動では数分ですが、水分を残したいときは、1分に設定します。脱水時間が短ければ、衣類に水分が残り、振りさばいて干すと、水の重みで衣類のシワが伸び、乾いたとききれいに干し上がります。

 ワイシャツやブラウスなどは、ハンガーにつるして干しますが、針金ハンガーなどでは肩にとがりが出来、アイロン掛けが要ることに。肩幅に合ったハンガーを選び、アイロンの手間を省くようにします。適したハンガーが見つからないときには、逆バンザイをした形で衣類のすそをピンチハンガーにつるるすと、水分が下に向かって落ちるため、シワが伸びるのです。

 パンツやスカートを干すときも、裏返しにしてウエストをピンチで挟み、すそに重りをつるすと、真っすぐに繊維が伸び、スッキリと仕上がります。スカートのすそ幅にもよりますが、幅が広いものは多めに重りが要るので、ビー玉や小砂利などを袋に詰めて重りを作っても。

 Tシャツやセーターなどのニット類はつるすと伸びるので、必ず平らに干します。広げる場所は、洗濯機上、風呂ぶた上、テーブル上、床など平らなところです。

 洗濯物を干すときには「衣類に水分を残す」、このポイントを忘れないように。

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プロフィール

阿部絢子(あべ・あやこ)
1945年、新潟県生まれ。生活研究家、消費生活アドバイザー。薬剤師として洗剤メーカーに勤務した経験などを生かし、暮らしをより豊かにするためのヒントを提供している。
著書に「アイディアいっぱい!整理・整頓術」(ちくま文庫)「これならできる家事整理術」(講談社)「これだけやれば充分 手抜き家事のコツ」(岩波書店)「快適に暮らす小掃除術」(集英社)「からだの力を取り戻す おうち薬膳」(青春出版社)など。

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