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コラム「心地よい生活の知恵」

梅雨どきの洗濯

2007年06月21日

 この季節の洗濯は、普段より気を遣うことが多いものです。それは湿度が高くなるため、カビや雑菌が繁殖しやすくなり、洗濯した後ににおう、カビあとが取れないなど、衣類トラブルが多くなるからです。

イラスト

  

 以下のポイントを守り洗濯しましょう。

(1)洗濯物は洗濯機に入れない。

 この季節、洗濯機内湿度が70%以上になることがあります。これはカビ発生の条件。汚れで湿った洗濯物は一晩でもかびます。洗濯機に入れず、かごに入れ、外に置くことです。

(2)汚れのすごい物は漬け置き洗いする。

 汚れのすごい衣類には、汗、皮脂、皮膚などがこびり付き、普通に洗っただけでは落ちず、洗濯後においを発生させ、カビの発生源にもなります。普通の洗濯物と別に、漬け置き洗いをします。方法は、お湯5リットルに酵素入り洗剤を指示量溶かし、そこに衣類を約1時間漬け、他の洗濯物と一緒に普通に洗います。

(3)洗濯用漂白剤と一緒に洗います。

 洗剤には雑菌の繁殖を防ぐ、酸素系漂白剤の含まれているものもありますが、もし含まれていなければ、酸素系漂白剤と一緒に洗います。漂白剤を一緒にすることで、洗濯後のにおい発生が防げます。漂白剤は種類がありますが、酸素系の液体タイプが便利です。

(4)脱水を長めにかけます。

 脱水後5キロの洗濯物の水分は、およそ3キロにもなり、室内干しでは室内湿度に発散され、室内にカビが発生することになるのです。脱水は3分が標準ですが、この時期だけは倍の6分にすることです。

(5)洗濯物を干すにはすき間を開けます。

 洗濯物が早く乾けば、においやカビも防げます。早く乾かすには、洗濯物と洗濯物の間にすき間を空けること。少なくとも、5センチは欲しいところです。それには、物干しざおにロープを斜めに、間隔を5センチほど空けて巻き付け、ロープの根本にハンガーをつるします。ロープは動きませんから、等間隔にすき間が空き、洗濯物が早く乾きます。もう一つは、洗濯物をつるすハンガーやピンチハンガーを、洗濯物に適して使い分けることです。普通Tシャツは針金ハンガーを使いますが、これでは衣類の前と後ろ身頃がくっついて乾きが悪くなります。ハンガーにタオルを二枚巻き付け、そこにつるします。タオル幅分のすき間が空き、風が通り早く乾燥します。ズボンは裏返して着ている状態に、トレーナーはすそを輪の状態につるすなど工夫して乾きスピードアップを計ります。

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プロフィール

阿部絢子(あべ・あやこ)
1945年、新潟県生まれ。生活研究家、消費生活アドバイザー。薬剤師として洗剤メーカーに勤務した経験などを生かし、暮らしをより豊かにするためのヒントを提供している。
著書に「アイディアいっぱい!整理・整頓術」(ちくま文庫)「これならできる家事整理術」(講談社)「これだけやれば充分 手抜き家事のコツ」(岩波書店)「快適に暮らす小掃除術」(集英社)「からだの力を取り戻す おうち薬膳」(青春出版社)など。

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