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コラム「心地よい生活の知恵」

手早く大掃除

2007年12月21日

 大掃除には、来年も健康で安全でありますようにという願い込め、年神様を迎えるための清めの意味がありました。いまでは一年の汚れ落とし行事のようですが。汚れを落とすにしても神様が来られる玄関、キッチン、トイレなどを綺麗にしておきたいもの。掃除時間は、1日2時間と時間を決め、手早く済ませるようにします。

●トイレと浴室

 ここは、頻繁に水を使う所ですから、水あかがたまっています。それも長く放っておくと、白くこびり付き、ちょっとさすっただけではびくともしなくなっています。

 水あかは水に含まれる、カルシウムやマグネシウムなどが重なったものですから、言ってみれば歯に出来る歯石と同じようなものです。溶かしながらさする道具で削り取るのがラクな方法です。水あかを溶かす作用のあるものは、クエン酸。クエン酸を小さじ2杯、水100CCに溶かし、キッチンペーパーに浸し、水あか部分に湿布しておきます。湿布の時間は長くても約半日をめどに。その後、湿布紙でさすり、それで落ちなければ、古歯ブラシやナイロンタワシでさすります。この方法でほとんどの水あかを落とすことが出来ます。浴室やトイレ全体はスポンジやブラシでさすり、石けんカスやホコリなどを洗い流します。

●キッチン

 レンジ周りには油汚れ、シンク周りは水あかが主な汚れです。水あかは浴室と同様に。油汚れは、付着してからの時間経過により落としやすさが違ってきます。時間経過が長い場合には、洗剤の力が必要です。熱めのお湯に石けんを手でさすって溶かし、弱アルカリ性重曹を大さじ1杯入れ、キッチンペーパーにこの洗剤液を浸して汚れに湿布します。湿布時間は1〜2時間を目安にします。その後、油汚れ吸着布(特殊なファイバークロスで、市販されています)を水で絞り、湿布した部分をさすりクロスに油汚れを吸着させていきます。油汚れの吸着したクロスは石けんで落としながら、作業を繰り返します。最後にお湯で絞った古布で清め拭きをします。

●玄関

 ホコリと泥が床にこびり付いています。玄関ほうきとちり取り(なければ固めの包装紙)でホコリを掃き集めます。泥が付着していたら、古布(廃棄用ティシャツやタオル)を水で絞り、泥をさすり落とします。たたきの材質によっては泥が入り込んでいますので、古歯ブラシでブラッシングして落とします。そのあと、水で清め拭きをします。一緒に下駄箱の上やドアなども拭きます。

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プロフィール

阿部絢子(あべ・あやこ)
1945年、新潟県生まれ。生活研究家、消費生活アドバイザー。薬剤師として洗剤メーカーに勤務した経験などを生かし、暮らしをより豊かにするためのヒントを提供している。
著書に「アイディアいっぱい!整理・整頓術」(ちくま文庫)「これならできる家事整理術」(講談社)「これだけやれば充分 手抜き家事のコツ」(岩波書店)「快適に暮らす小掃除術」(集英社)「からだの力を取り戻す おうち薬膳」(青春出版社)など。

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