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コラム「荻原博子の”がんばれ!家計”」

産業別労働組合とは?

2008年04月16日

 働きすぎて「うつ」になる人が、増えています。

 厚生労働省によると、精神障害などの労災請求件数は、平成14年には341件(うち自殺・自殺未遂)でしたが、平成18年には819件(うち自殺・自殺未遂は176件)に増加しています。

 過労死など(脳・心臓疾患)による労災請求件数も過去最高を更新していて、平成14年には819件でしたが、平成18年には938件となりました。

 グローバル化が進む中で、働く環境が、ますます厳しくなっている結果だと思います。

 そのぶん、給料が上がればいいのですが、労働時間は長くなるのに、給料は上がらない。ちなみに、現在、法律で決められた労働時間は、1日8時間で、週40時間。これを超えると、時間外労働ということで25%の割り増し賃金をもらえます。法定労働時間内でも、夜10時から翌午前5時までの労働は、深夜勤務ということで同じく25%増しになります。この深夜勤務が時間外労働だったら50%増し。休日出勤は、35%割増し。休日の深夜業務なら、なんと65%増しになのです。

 けれど、実際には、こうしたものをちゃんと支払わない企業も多く、会社に労働組合もないというところもままあります。

 こうした企業に勤めている人の権利をまもるためにあるのが、産業別労働組合。労働組合が無い小さな会社で、会社はちがっていても同じ産業に従事する人なら入れるというものです。

 労働組合で活動する権利は、憲法でも保障されている権利ですから、会社も認めざるをえないものです。けれど、実際問題としては、勇気がなくてこうした活動ができない人もたくさんいます。

 ただ、過労で死んでしまったら、元も子もありません。現在は、行政で匿名での相談を受け付けていますし、各ユニオンでも相談にのってくれるはず。

 一人で、抱え込まないで!

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プロフィール

荻原博子(おぎわら・ひろこ)
1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。
著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学習研究社)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。

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