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コラム「荻原博子の”がんばれ!家計”」

健康保険をフルに使おう!

2008年04月23日

 後期高齢者医療制度がスタートし、今まで会社員で健康保険に加入している息子の扶養家族として保険料を支払わなくてもよかった収入の少ない75歳以上が、保険料を支払わなくてはならなくなりました。

 とはいっても、もともと収入が少ないから息子の扶養に入っているわけで、これから働くというわけにもいかないし、結局は息子たちが代わって保険料を払うことになるのでしょう。

 でも、今、9割の健康保険組合が赤字で、今後、健康保険の保険料も値上がりしていきそう。あっちもこっちもで、サラリーマン家庭には辛い!

 せめて、しっかり健康保険を使いこなし、締めるところは締めましょう。

 では、どこを締めればいいのかといえば、まず過剰に入っている医療保険。某保険会社の広告を見たら、「病気になると、こんなにお金がかかって大変だ」と、うん百万円ものすごい金額が出ていました。

 けれど、実際にはそれほどかからないケースがほとんどです。なぜならば、日本の医療保険には高額療養費制度といって、医療費が一定額を超えると、超えた額を払い戻してもらえる制度があるからです。

 医療費に月100万円かかると、3割負担なのだから30万円支払わなくてはならないと思いがちですが、普通の収入の人なら高額療養費制度を使うと、払った30万円のうち20万円以上は戻ってくるのです。しかも4カ月目からは、4万4400円を超えた分は戻してもらえます。

 ということは、仮に月100万円かかる入院を半年していたとしても、自己負担は50〜60万円ということ。

 だとすれば、そのくらいなら貯金があるから何とかなるという人もいるでしょう。

つまり、これでもかというほど多額な医療保険に入る必要はないということです。

しかも、会社員なら、入院中は傷病手当金が出ます。

 傷病手当金については、次回、くわしくご説明しましょう。

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プロフィール

荻原博子(おぎわら・ひろこ)
1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。
著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学習研究社)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。

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