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コラム「荻原博子の”がんばれ!家計”」

海外では、ATMはあてにならない!?

2008年05月14日

 三菱東京UFJのATMがトラブルを起こしました。ただ、初歩的なミスということで、みずほ銀行の時のような騒ぎにはなりませんでした。

 けれど、システム統合のために、今年いっぱいさまざまな調整が行われるとのことですから、これに伴ったトラブルも出てくる可能性はあります。

 また、トラブルは起きなくても、試験的に年内7回ほどATMからお金を引き出せない時期があるとのことですから、頻繁にお金を引き出さなくてはならない人は注意したほうがいいようです。

 ただ、海外に行くと、ATMのトラブルというのは、新聞の三面記事にも載りません。特にアメリカなどでは、みずほ銀行級の事件が起きても、あまり話題にはならない。なぜなら、海外のATMは、日本のものとちがってしょっちゅう故障しているからです。

 ATMにカードを入れたら出てこなかったり、出てきた金額が入力した数字と違っていたなどというトラブルは、日常茶飯事なので、驚かないのでしょう。

 日本では、海外で現金が引き下ろせるキャッシュカードが人気のようですが、こうした事情を考えると、旅行ではクレジットカードやトラベラーズチェックを使ったほうが無難かもしれません。また、海外でキャッシングする時の手数料は、意外に高いということもお忘れなく!

 この時期、子供が東京の大学に合格して、生活費を定期的に送金しなくてはいけないという人もいることでしょう。でも、送金手数料も毎回となるとバカにならない。

 そこでお勧めが、ATMを使った無料送金です。郵便局や銀行では、キャッシュカードを本人カードと代理人カードの2枚発行してくれます。一枚を自分で持ち、もう一枚を子供に持たせて、自分のカードで入金し、子供にはカードで引き出させれば、送金手数料はかかりませんよ。

 ちなみに、郵便局のATMは、いつでも出し入れの手数料が無料。最近は、大手銀行でもコンビニでの引き出し手数料を無料にするところが出てきています。

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プロフィール

荻原博子(おぎわら・ひろこ)
1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。
著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学習研究社)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。

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