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「フィブリンのり」使用は556機関か 厚労省が公表

2008年04月11日21時39分

 厚生労働省は11日、C型肝炎感染の危険性がある血液製剤フィブリノゲンを原料とする縫合用接着剤「フィブリンのり」を使用していた可能性のある計556医療機関名を公表した。一方、この日公表したフィブリノゲン納入先の追加調査で、投与された年代では87年が最も多く約2140人だったこともわかった。

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 医療機関へのアンケートのほか、製造元の田辺三菱製薬(旧ミドリ十字)に同製剤を「のり」として使用した可能性がある医療機関を特定、報告するよう求めていた。

 「フィブリンのり」は、C型肝炎の原因となったフィブリノゲンが、納入先で他の薬剤と調合された「のり」として、止血や縫合に使われていたもの。肝臓、肺がん、大動脈瘤(りゅう)、心筋梗塞(こうそく)、狭心症などの手術、尿路結石や骨折などにも使われた。のりに調合するのは薬事法で承認された製剤の使い方ではなかったが、81年ごろから88年ごろまで広く使われたとみられる。厚労省は、公表された医療機関で、特にこれらの手術や治療を受けた患者らに検査などを受けるよう勧めている。

 一方、フィブリノゲン製剤が投与された患者全体でみると、65年以降、85年に千人を超え、87年の2142人がピーク。国が88年に製剤の危険性を警告したのを受け、89年には前年比10分の1に減った。

 薬害C型肝炎をめぐっては今年1月に成立した被害者救済法で、「のり」を含むフィブリノゲンなどの使用と感染の因果関係が証明されれば、救済対象になる。

 公表医療機関名は厚労省のホームページにも掲載。電話番号やカルテの有無などもある。

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