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農園付き宅地「タダです」 茨城・大子町が20年貸与

2007年09月24日09時12分

 1000平方メートルの農園付き住宅地が20年タダです――。「袋田の滝」で有名な茨城県大子町は人口減少に歯止めをかけようと、町外の人たちに遊休町有地を長期無償で貸す制度を作る。同町は住宅建築にも手厚い優遇策を用意し、10年間で5億円弱と見積もる経済効果を狙う。

 大子町は福島、栃木両県に接し、人口は約2万2000人とこの20年で約2割減った。

 無償で貸す土地は、旧営林署の苗畑跡地を800〜1745平方メートルに分割した15区画。募集は10月1日から年末まで。条件は、町内業者を利用して住宅を建て、年間約90日以上滞在すること。少子高齢化対策として世帯主の年齢を「おおむね65歳以下」とする。土地に農園はあるが、農業をするしないは自由だ。

 土地以外にも(1)住宅建築に50万円を助成(2)町営浄化槽の設置費用を8割負担(3)住民票を町に移せば家屋の固定資産税相当額を3年間交付、など至れり尽くせりだ。

 これらの優遇策に必要な財政支出は計1500万円規模になる。一方、住宅建設で地元業者に1億2000万円の需要が発生し、移住者による消費も年1500万〜4500万円あると期待。経済効果は10年で約4億7000万円と、財政負担をはるかに上回る見通しだ。

 この算段を信じ町は早くも、借地を20年後には無償譲渡できないか検討しているという。複数の応募があった場合は、選考になる。問い合わせは大子町企画課(0295・72・1131)へ。

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