全国各地で2本足で直立するレッサーパンダが人気を集めているが、地元のいしかわ動物園(能美市)にだってレッサーパンダの「タンタン」がいる。最近の人間のフィーバーぶりをどう受け止めているのだろうか。
僕は3歳のオス。この動物園で生まれたんだ。今は体重は6キロ弱、立ったときの身長は60センチから70センチくらい。
千葉とか広島とかでなんだか騒がれているようだけど、僕もずっと前から立てるよ。お父さんの「ヨンヨン」も、お母さんの「ルンルン」も立つし。
だいたい、僕たちレッサーパンダってもともとみんな立てるんだ。確かに千葉市動物公園の2歳の「風太くん」みたいにまっすぐ10秒たつのはすごいけど、5秒くらいなら簡単さ。
最近はお客さんも、僕に「立ってー」って声をかけてくれるようになったけど、僕が立つのは飼育員の浜野沙織さん(28)が大好きなリンゴをくれるときと、高いところにある主食の竹の葉っぱを食べるとき。
でも、本当は立つとか立たないとかだけじゃなくて、もっと他のこと、生態とか個体差とかも見てほしいんだよね。たとえば夜行性だとか、木登りが好きだとか……。