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ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち
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第1章 誕生と幼い日々

最初の章は、子どもの誕生と乳児期に焦点を当てます。幼児を抱きあげ授乳する女性像を中心テーマとし、古代エジプトのテラコッタ像や絵の描かれた陶片、ギリシャ・ローマ時代の彫刻、16〜18世紀ヨーロッパの油絵、素描、陶器など幅広く紹介します。母親の子どもに対する愛情が時代・地域を越えていかに普遍的なものかが伝わるでしょう。ヘレニズム時代の《裸体少年立像》や妊婦の小像、前3〜2世紀の地中海地域で作られた《揺りかごの中の赤ん坊をかたどった鈴》など、幼児の特徴をとらえた造形も見どころです。

写真

古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術部門
《授乳する女性の小像》前1世紀 粘土
古代ギリシャでは前4世紀からテラコッタによる小像の制作が盛んになり、次第に中央ギリシャのタナグラと現在のトルコに位置していたミュリナが、主要な生産地となりました。ミュリナ出土のこの小像は、女性と幼児の和やかな雰囲気やドレープの美しさなどが印象的な作品です。こうしたテラコッタの優美な小像は、1870年代以降に大量に発掘され、「タナグラ小像」と名付けられて、パリを中心に流行を極めました。

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