メニューを飛ばして本文へ
ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち
ここから本文

第5章 古代の宗教と神話のなかの子ども

 さまざまな時代、地域の宗教や神話に関連する子どもの姿を取り上げます。古代オリエントからはバビロン出土のテンプル・ボーイと呼ばれる少年像を出品。古代エジプトからは《幼いホルス神に授乳するイシス女神》のブロンズ像や指をしゃぶる幼い神を表した《ハルポクラテス神座像》が展示されます。ギリシャ・ローマ神話からは、おなじみのエロスをはじめとして、子どものディオニュソスやサテュロス、《蛇を絞め殺す幼児ヘラクレス》、ゼウスの頭から誕生するアテナ女神などを、ギリシャ時代の陶器、ローマ時代の彫像、16世紀以降のヨーロッパの彫刻、タピスリー、素描などを通じて紹介します。

写真

古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術部門
《子どものサテュロス》
ローマ帝政期、2世紀前半 大理石

古代ギリシャの森や山の精サテュロスを、子どもの姿で表した彫像です。足を交差させて、木の幹によりかかるポーズは、後期クラシック時代(前380〜前323年頃)を代表する彫刻家プラクシテレスの発案とされる、「休息するサテュロス」に着想を得たものと考えられます。均整のとれた優美な身体表現が目を引きますが、一心にフルートを吹きならす姿には、子どもらしい愛らしさも感じられます。
写真

古代オリエント美術部門
《座る子ども》
セレウコス朝シリア、前3世紀 テラコッタ


写真

古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術部門
ベルリンの画家に帰属
《赤像式スタムノス:蛇を絞め殺す幼児ヘラクレス》

前480〜前470年頃 粘土


写真

古代エジプト美術部門
《幼いホルス神に授乳するイシス女神》
末期王朝時代、第30王朝以前(前722〜前380年頃)ブロンズ、女神の目に金の鍍金


asahicomトップへ ルーヴル美術館展 主な展示作品へ
Copyright Asahi Shimbun. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission