第5章 古代の宗教と神話のなかの子ども
さまざまな時代、地域の宗教や神話に関連する子どもの姿を取り上げます。古代オリエントからはバビロン出土のテンプル・ボーイと呼ばれる少年像を出品。古代エジプトからは《幼いホルス神に授乳するイシス女神》のブロンズ像や指をしゃぶる幼い神を表した《ハルポクラテス神座像》が展示されます。ギリシャ・ローマ神話からは、おなじみのエロスをはじめとして、子どものディオニュソスやサテュロス、《蛇を絞め殺す幼児ヘラクレス》、ゼウスの頭から誕生するアテナ女神などを、ギリシャ時代の陶器、ローマ時代の彫像、16世紀以降のヨーロッパの彫刻、タピスリー、素描などを通じて紹介します。