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ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち
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第6章 キリスト教美術のなかの子ども

 聖母子像を中心に、幼な子キリストにまつわる物語―受胎告知、聖誕、東方三博士の礼拝など―を中世ヨーロッパの象牙彫刻、15〜17世紀の絵画、彫刻、タピスリー、陶器などで紹介します。なかでもルネサンス期ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノによる聖母子と聖人たちの絵画は堂々たる構図と華麗な色彩の大作です。ルネサンス期フィレンツェのアンドレア・デッラ・ロッビア工房で制作された施釉テラコッタによる聖母子は優雅さに満ちています。キリスト主題の作例以外でも、《幼い洗礼者ヨハネの胸像》や、ニコラ・プッサンの下絵によるモーセをテーマとしたタピスリーなども見逃せない名品です。

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絵画部門
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
《聖母子と聖ステパノ、聖ヒエロニムス、聖マウリティウス》

1517年頃 油彩、カンヴァス
聖母子の周りに聖人たちが集う「聖会話」はキリスト教美術の伝統的な主題で、とりわけルネサンス期に盛んに描かれました。聖母子を中心にして左右対称に聖人を配する構図が一般的でしたが、ティツアーノは聖母子を左端に配し、その右に聖人たちを並べるという斬新な構図をとっています。ぽっちゃりと愛らしい幼な子キリストが、聖母とそっと手を触れ合わせるほほえましい情景には、思わず目を奪われます。
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美術工芸品部門
ゴブラン製作所、ジャン・ジャンスの工房、
原寸大下絵:アントワーヌ・パイエ 原画:ニコラ・プッサン
《河から救われるモーセ》

1685〜1686年頃 タピスリー、竪機


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彫刻部門
アンドレア・デッラ・ロッビアの工房
《幼子イエスを礼拝する聖母》

施釉テラコッタ


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彫刻部門
リジエ・リシエ
《幼子イエス》

石灰岩

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