大哺乳類展 陸のなかまたち 国際生物多様性年 E.シートン生誕150周年/W.T.ヨシモト生誕100周年
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[朝日新聞記事から] 多摩動物公園のタマオが再登場(3月17日朝刊)

(2010年4月2日)

写真タマオの全身骨格と国立科学博物館の川田伸一郎研究員写真生前のタマオ(2000年8月、多摩動物公園で撮影)

 全長5メートル、高さ3メートルもある大きなゾウの全身骨格が、東京・上野の国立科学博物館で開催中の「大哺乳類(ほにゅうるい)展 陸のなかまたち」で注目を集めている。多摩動物公園(東京都日野市)で飼育され2006年に死亡した雄のアフリカゾウ「タマオ」のもので、これが初めての公開だ。

 生前のタマオは、推定体重約7トン。国内最大級のゾウとして長年人気を集めていたが、推定年齢38歳で死亡した。その後、地中に1年間埋めるなどして学術用に骨が残され、国立科学博物館が保管していた。

 全身骨格を組み立てたのは今回が初めて。クジラの全身骨格なども手がける尼ケ崎剥製(はくせい)標本社(東京都文京区)が約30日かけ、すべての骨を一つひとつ組み合わせた。「微妙に湾曲した背骨のラインを再現するのに苦労した」と担当者はいう。

 骨格標本になっても、総重量は600キロを超えた。1カ所だけ、太くて長い牙は「あまりに重すぎて頭部に付けられない」という理由からレプリカが使われた。生前は、強い筋肉が牙を支えていたとみられる。

 「世界的にもこれほど大きなアフリカゾウの全身骨格標本はないのではないか。展覧会の大きな目玉の一つです」と、組み立てを監修した国立科学博物館の川田伸一郎研究員は話している。

 「大哺乳類展」の問い合わせはハローダイヤル03・5777・8600へ。

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