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【〈コラム〉経済気象台】
 
中国にどう向き合うか

 わが国にとって最大の課題は、成長する中国経済とどう向き合うかであろう。

 昨年の中国の総輸出額は5933億ドルと日本の5649億ドルを上回り、米独に次いで第3位となった。まさに日本を上回る世界の輸出基地となった。中国のGDPは日本の3割強だが、年9%台の成長を続けており、5年後にはドイツを抜いて世界第3位になる模様である。

 また、中国には個人資産625万円以上の富裕層が都市人口の約5%の2750万人おり、巨大な市場を形成している。既にテレビ、携帯電話では世界最大の需要台数で、乗用車の販売台数は日本の半分以下であるが、現地価格が2倍もする日本ブランド車も売れている。

 中国は世界全体のGDPの3%強だが、セメントの世界需要の40%、鉄鋼の25%を消費する巨大市場である。また、この需要が世界の石油や鉄鉱石などの価格を引き上げている。

 日本にとって中国は、香港も含めると首位の米国向けに迫る輸出市場であり、韓国、台湾などとともに今の日本経済を牽引(けんいん)しており、また、世界にある日系製造業現地法人の半分以上が集中し、わが国の世界の製造拠点にもなっている。

 しかし、高度成長に伴う問題も多い。第1が歯止めのきかない固定資本投資と不動産、資材の高騰によるバブル崩壊の危険性、第2が膨大な不良債権と資本市場の開放の遅れ、第3が所得格差の拡大による政治的不満の高まり、第4が石油、水、鉱物などの資源の不足と高騰、第5が人民元切り上げの影響である。

 中国は製造業の競争力の強さと発展途上であるが故に、今後も世界の成長センターとして発展し続けるであろう。中国の巨大な市場を開拓し、かつ世界の製造拠点として活用しつつ、わが国の経済発展を実現するというのが当面の日本の成長シナリオであるが、楽観論に流されることなく、成長の歪(ひず)みの行方を冷静に見極め、その対応を準備しておく必要がある。(創) (01/27)




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