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【トピックス】
2003年投資信託10大ニュース

 今週は1年を振り返り投信市場に起きた特徴的な出来事を選んでみた。

(1)2兆円ファンドの誕生

 国際投信の運用する「グローバル・ソブリンオープン(毎月決算型)」が6月に2兆円を突破した(図表1)。信用・為替リスクを抑え、安定分配を行ったことが成功の背景だが、銀行を含めた販売チャネルの拡大も大きく寄与した。

(2)銀行窓販シェア38%

 金融機関による窓口販売は5年目となったが、2003年もシェアは順調に拡大し、11月末38.4%となった(図表2)。

(3)毎月分配型の増加

 毎月分配が投資家の支持を集めた。エマージング債やハイ・イールド債を主要投資対象とした毎月分配型ファンドも現れ、同タイプのファンドは100本を超えた(図表3)。

(4)私募投信の増加

 小人数の投資家を対象とした私募投信が変額年金などに利用され11月末現在、本数は1,114本、純資産残高は8兆円を超えた。

(5)小型株ファンド上昇

 2003年は小型株を投資対象としたファンドの活躍が目立った。大型株に比べ持ち合い解消売りの影響が少なかったほか景気回復期待の恩恵が高かったためだ。

(6)投信税制改正

 株式投信の分配金の源泉徴収税率が10%に優遇(2008年3月まで)され、解約償還損は株式売買益との損益通算が可能となった。

(7)運用報告書の改善

 基準価額の推移は図表で表示され、ベンチマークも併載されることとなった。また運用成績もベンチマークと比較され具体的な説明も必要となった。

(8)J-REIT投信が誕生

 J-REIT(不動産投資信託)を全額組入れたファンド・オブ・ファンズが解禁となった。「DKA J-REITファンド」が先陣を切った。

(9)SRIに脚光

 SRI(社会的責任投資)ファンドが相次いで設定された。法令遵守や雇用問題、地域、環境への貢献などの観点から企業を評価し安定的な収益を目指す投資手法が日本でも浸透した。

(10)米国での投信不正取引

 米国で不正を行った運用会社がSEC(米証券取引委員会)により摘発された。これを機に短期売買に対する手数料の引き上げ、ヘッジファンドのSECへの登録義務といった対応策が検討されている。(03/12/30)





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