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   <特集>年金解剖学  
【401k・基本ABC】
 
基本ABC(20)障害給付金の条件は →障害基礎年金の受給者になると支払われる

  60歳前に年金を受け取れる例外に障害給付金と死亡給付金があると以前教えてくれたね。それぞれの給付条件などを細かく説明してくれないかな。

  じゃあ、まず障害給付金から。  障害給付金は、確定拠出年金の加入者または加入者だった人が、障害基礎年金の1級あるいは2級に相当する高度障害者になった場合、60歳前でも確定拠出年金を受け取れる。けがや病気の初診日(初めて治療を受けた日)から1年6カ月を経過した時に支給に該当する障害であれば請求して受け取れる。ただし、70歳になるまでに請求しないと、障害給付金としては受け取れない。障害給付金は老齢給付金と違い、全額非課税で受け取れる。

  もし受け取っている間に障害が軽くなったらどうするの。

  障害給付金の受給権(年金を受け取る権利)がなくなるのは、受け取っていた人が死んだ場合か、年金資産がゼロになった場合のどちらかで、途中で障害がなくなってしまったり、軽くなったりで受給の要件を満たさなくなっても障害給付金の支給は引き続き受けられる。

  どうして。

  公的年金では、障害がなくなれば給付はストップするけれど、確定拠出年金では、本来60歳になれば受け取れる年金を中途で引き出している形だから。それに確定給付型の年金と違って他の加入者に影響を与えないから。それと同じ考え方に基づいて、わざと障害のある身になった場合でも、障害給付金は受け取れる。というか、確定拠出年金は個人勘定で、自分の年金資産はいつかは必ず支払われることが確実だから、わざと高度障害者になってまで障害給付金を受け取る人が現れるとは考えにくいからでもある。

 あくまで個人勘定の年金を途中で取り崩して支払いを受けているという考えだから、公的年金の障害給付金にあるように、定額とか、最低保障額が決まっているということはない。一時金か、あるいは年金なら5年以上の期間で、自分で決めた方法・額で受け取ることになる。

 もう一ついうと、老齢給付金の有期年金の受取期間は5年以上20年以内だったけれど、障害給付金の場合はそれが長くて、5年以上「20年+受給権を獲得した時から60歳になるまで」となっている。つまり障害給付金は60歳になる前に受け取ることが想定されていて、制度としては確定拠出年金企業型に加入した時点で高度障害となっている人も障害給付金を受け取れることになっているから、老齢給付金と同じように5年以上20年以内にしておくと、60歳前に障害給付金がなくなってしまうことになりかねず、老後資金の形成という年金としての意味をなさなくなってしまうからだ。

  具体的にはどんな手続きが必要なのかな。

  年金を受け取る場合には、加入者が運営管理機関に支払い請求をするんだけれど、障害給付金の場合、実際にその人が障害給付金を受ける程の障害を負っているかどうかを運営管理機関が素早く調査することは実際上は難しい。だから、 ・障害基礎年金の年金証書 ・身体障害者手帳(1級から3級) ・療育手帳(重度の人) ・精神保健福祉手帳(1級か2級) をもっている人を、確定拠出年金の障害給付金の対象者とすることにしてある。だから、障害給付金を受け取れる程度の障害を持っている人は、まず先に上の認定を受けることが必要になる。

  障害給付金をもらう人の場合、年金を受け取る期間がすごく長くなる可能性があるんじゃないの。

  その通り。だから老齢給付金では、原則として1度決めたら変えられない給付計画を5年ごとに見直すことができるようになっている。また、老齢給付金では、運用の失敗で年金資産が想定の半分以下になってしまった場合、1回に限り年金額を変更できることが認められているかれど、障害給付金の場合は何度でも変更して構わないことになっている。いずれも企業型の規約で定められていることが条件だ。

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(06/23)




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