asahi.com
天気  辞書  地図  サイト案内  アクセスTop30 
サイト内検索:
マネー 社 会 スポーツ 経 済 政 治 国 際 サイエンス 文化・芸能 ENGLISH 
  >視点  >市況  >悩み  >株主優待  >情報ファイル  >年金解剖学  >新証券税制  >経済気象台  >経済を読む  >AERA発  ><解説>マネー  >投資信託   
     
 home >マネー ><特集>年金解剖学 >年金・基本ABC   

   <特集>年金解剖学  
【401k・基本ABC】
 
基本ABC(38)キャッシュバランスプランとは? →確定拠出の特徴をもった確定給付型の企業年金

  最近、企業年金の記事の中で、ときおり「キャッシュ・バランス・プラン」とか「混合型」という言葉を見かけるようになった。どんな年金なの。

  確かに、最近増えてきたね。松下電器産業や花王、日本IBM、日立製作所、NECなどが導入したり、導入することを決めたと報じられた。2002年4月から導入が認められた制度で、一言でいえば、確定拠出と確定給付の「いいとこどり」をしようとしている年金のタイプのことだ。

  「いいとこどり」って、双方のメリットだけを享受しようってこと? そんなことできるのかな。具体的には?

  下の表がキャッシュ・バランス・プランの概要だ。

(1)従業員ごとの個人別仮想口座を設ける
(2)毎年、給与の一定割合(あるいは定額)を従業員の仮想口座に拠出する
(3)毎年(あるいは一定期間ごと)、その年の指標利率を設定する
(4)年金制度は制度全体で一括運用する。運用リスクは企業が負う
(5)従業員は、個人別仮想口座に拠出された元本と利息の合計額を受け取る

 確定給付のよいところは、あらかじめ給付の水準が確定していることだよね。一方で、それは企業にとっては、とくに今の時代のように、低金利が続くと、大きな運用リスクを想定しなくてはならなくなる。従業員にとっては、自分が具体的にいくら年金をもらえるのかという金額については、一括で運用しているから分かりにくい。一方で、確定拠出は、従業員に運用の責任があるから、企業の運用リスクは消えるけれど、従業員にとっては、いつまでたってももらえる額が確定しない。運用次第では、元本が大きく目減りする可能性がある。

 そこで、キャッシュ・バランス・プランでは、仮想の個人別口座を設けて、「自分の年金額」が把握しやすいようにしている。一方、企業にとっての最大のポイントは、「拠出した元本に付与する利率を、年ごとに決められる」というところだね。これまでの確定給付型の企業年金は、5.5%とか3.5%とか、「予定利率」と呼ばれるものを、制度設計の最初に決め、必ずその利回り通りに企業が従業員に付加して払わなければならなかったけれど、キャッシュ・バランス・プランでは、その年の金利状況に応じて変えられるし、法律で「10年もの国債の利回りの過去1年の平均」などのように、最初から予定利率(指標利率)を変動させることもできる。こうすることによって、企業の運用リスクを大幅に減らすことが可能になる。

  双方にとって、少なからぬメリットがあるわけだ。「いいとこどり」っていうのは、そう言う意味か。

  仮想の個人口座はあるけれど、運用は企業が一括して行い、リスクも企業が負い、従業員は負わないことから、確定給付型に分類されるんだ。

 掛け金運用給付
確定給付型年金企業が拠出企業が責任を負うあらかじめ給付額を約束。不足すれ (適格退職年金、厚生年金基金などば企業が穴埋め
キャッシュ・バランス・プラン企業が拠出企業が責任を負う市場金利に応じて変動する。指標利 率分は企業が保証
確定拠出年金企業が拠出従業員の自己責任運用次第で変動

(01/09)




  401k・基本ABC これまでの記事     一覧>> 



株価検索




| 社会 | スポーツ | 経済 | 政治 | 国際 | サイエンス | 文化・芸能 | ENGLISH |
GoToHome ニュースの詳細は朝日新聞へどうぞ。購読の申し込みはインターネットでもできます。 GoUpToThisPage
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 著作権 | リンク | プライバシー | 広告掲載と注意点 | アサヒ・コムから | 朝日新聞社から | 問い合わせ |
Copyright Asahi Shimbun. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission