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   <特集>年金解剖学  
【401k・基本ABC】
 
基本ABC(39)キャッシュ・バランス・プランの指標利率はどう決めるのか? →市場金利に連動させることもできる

  キャッシュ・バランス・プランについて、もう少し詳しく説明して。前回、「指標利率」というのが出てきたね。

  キャッシュ・バランス・プランは、確定給付型の一種で、会社が一括して運用し、その利回りを元本に加えて給付していく制度だから、あらかじめ「これこれの利回りで運用しますよ」と約束しなければならない。ただ従来の確定給付型と違うのは、市場金利に連動させたりすることができることだ。

 具体的には、規約で定める期間ごとに(例えば毎年、あるいは5年ごとのように)
(1) 定率
(2) 国債の利回り(例えば10年もの国債の直近5年の平均)
(3) 定率と国債の利回りを組み合わせたもの(例えば、10年もの国債の直近5年平均+1%)
(4) (3)に上限、または下限を定めたもの
 (1)から(4)のいずれかを設定する。

 実際に導入した企業では、(2)の国債の利回りに連動させているところが多いようだよ。

  すごく基本的なことなんだけど、これまでの確定給付型年金とどこが違うの?

  これまでは、あらかじめ約束した運用利率を必ず守らなければならなかった。高金利時代に決めた「5.5%」とかの予定利率をね。これを下げるためには、労組の同意を取り付けたりと大変だった。硬直的だったともいえるね。それが、市場金利に連動して、利率が上下してもいいなら、国債の利回りに連動させて指標利率を決め、実際に指標利率で使った国債で運用すれば、リスクを限りなく抑えることが出来る。もし、指標利率より高い運用実績を残せたら、剰余金として、将来への積み立てやこれまでの積み立て不足の穴埋めに使うこともできる。

  それが企業側の最大の魅力というわけだね。

  そうだね。企業にとっては、巨額の積み立て不足が発生して穴埋めを強いられるといったような、本業以外で大きな財務の穴が空くのは我慢できないから、その危険が少ない精度は魅力だろうね。

  前回の説明で、個人別の仮想口座を設ける、というのがあったね。なぜ「仮想」なの。

  キャッシュ・バランス・プランは確定給付型で、資産の運用は従業員ではなく会社が一括して行う。ただ、従業員に対して、定額や給与の一定率を毎年拠出した形にして、それに指標利率をかけあわせ、現時点での年金額が把握できるようにする。ただ、確定拠出年金では、個人勘定の資産残高に見合う資産が必ず存在しているけれど、キャッシュ・バランス・プランは、企業が従業員に支払いを約束した金額を示しているだけで、それに見合う資産が存在するとは限らない。だから、「仮想勘定」と呼ばれているんだ。

(01/16)




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