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   〈特集〉新証券税制  
【証券関連ニュース】
 
東証株価、1年9カ月ぶり高値 日経平均終値229円高

 1日の東京株式市場は企業業績の回復期待から幅広い銘柄が値上がりした。東証1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)の終値は前週末比25.13ポイント高い1107.60。日経平均株価は同229円20銭高い1万1271円12銭で取引を終えた。出来高は16億8000万株の大商いだった。市場では「4月以降の上昇相場を示唆する動き」(中堅証券)という強気の見方が広がっている。

 日経平均は昨年来の高値と節目となる1万1200円の壁を一気に突き抜け、一時は1万1300円台に乗せた。取引終了間際には高値警戒感から利益確定の売りにおされたが、終値も02年6月12日以来となる1年9カ月ぶりの高値水準だった。

 マクロ指標に対する強気の見方が広がっていることが背景にある。これまでは、03年10〜12月期のマクロ経済指標が高水準だったため、1〜3月期の反動減を不安視する見方が強かった。ところが、前週末に発表された1月の鉱工業生産指数は、市場予想を大きく上回った。「1〜3月期は横ばいは確保できる」(みずほインベスターズ証券の佐藤政俊シニアストラテジスト)という安心感が市場に広がった。

 この日の相場は、外国人投資家の大幅買い越しに証券会社の自己売買部門、インターネット経由の個人投資家が追随する展開だった。市場では「主に欧州の投資家が日本企業の業績回復、不良債権処理の進展に改めて注目している」(モルガン・スタンレー証券の神山直樹株式調査部ヴァイス・プレジデント)と、外国人買いの底堅さを指摘する声が多い。

 これに加えて、国内株投資に慎重な国内機関投資家が動き始めれば、本格的な上げ相場となる。しかし、株式需給については「3月に入って銀行の持ち合い株解消、厚生年金基金の代行返上売りは峠を越した」(国内大手証券)という指摘がある一方で、「しばらくは警戒を解けない」(外資系証券)と慎重な姿勢も目立つ。

 円高ドル安傾向が2月に入って、ようやく歯止めがかかったことも市場の雰囲気を明るくしている。しかし、米国の景気動向も懸念材料で、一本調子の上昇は予想しがたいようだ。

(03/01)


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