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日本の株式市場で欧州連合(EU)からの投資が存在感を増している。財務省が14日に発表した証券投資状況(決済ベース)によると、昨年11月までのEUの投資家による日本株の買い越し額は前年の9倍の3兆1900億円に膨らんだ。これまで買い越しの大半を占めてきた米国勢の7割に達し、日本の株価を支える海外マネーの両輪のひとつに躍り出た形だ。
03年の海外投資家による買い越し額は昨年1月から11月までで8兆8964億円。これに12月分(約定ベースでは6634億円)が加わると9兆5000億円超となり、情報技術(IT)バブルに沸いて過去最高となった99年の11兆1000億円に次ぐ高水準となる見込み。ドル独歩安が進む中で、海外投資家が米国向け投資を日本に移し替えている事情がある。
国内景気の回復が外国人投資家の投資熱を刺激した面もあり、日経平均株価は1年間で約24%上昇した。
米国からの買い越し額は02年にいったん落ち込んだが、03年は持ち直し、11月までで4兆5000億円を買い越した。EUは01年にはわずか76億円、02年は3493億円にとどまっていたが、一気に膨らんだ。
水野和夫・三菱証券チーフエコノミストは「EUの投資家は日本企業の業績を信頼して日本株買いに動いているというより、下落を続けるドルに不信を抱いたため、日本株を買い増している」と指摘する。
一方、香港の投資家も03年には01〜02年の売り越しから大幅な買い越しに転じた。欧米勢が香港経由で投資するケースが多いと見られるほか、「中国本土の経済成長によって投資資金に余裕が生まれたため」(財務省)との見方もある。
(04/01/15 09:08)
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