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【今日の視点】
 
堤義明王国の崩壊は大きな教訓

■本日の要点
「人間は死ぬために生きている」−この人生の極意をつかむことが、株式投資でどのように役立つかについて本日は詳しくレポートしています。ぜひ以下の本文をご覧ください。

◆堤義明王国の崩壊は大きな教訓
1990年代半ばに『都市銀行が崩壊する』とか『整理統合する』というニュースを初めて聞いた時には『信じられない』思いがしましたが、今回の堤王国の崩壊も最初は同じ思いがしました。
20世紀の日本は、政治も経済も予想できる動きでしたが、21世紀は『なんでもあり』で、常識に縛られていますと『世の中から取り残されてしまう』という異常な時代になってきています。

ホリエモンへの世論の支持が高まり、20世紀型思考のフジテレビの支持率が下がっています。専門家も新しい時代を作るキーマンとしてホリエモンを取り上げています。
そして、この動きに対して「おかしい」と言う人は『時代遅れ』と言われかねないような状況になっています。

この両者は同じように思えますが実態は全く違います。前者は『自分の怠慢』が招いた銀行側の問題ですが、後者は法律に違反していなければ『なんでもOK』という思想が前提になっています。

法律に違反しなければ何でもOKなのでしょうか。もしすべてを法律で規制することになったとすれば『昔の秦の始皇帝の時代と同じで、個人の自由がなくなり、すべてはイエスかノーか』になってしまいます。

法律以前に『自分の人生に対する姿勢』がなければならないと思います。以前、ホリエモンさんから会いたいという申し出がありました。その時に私は失礼だったのですが即断しました。それは人生に対する姿勢が全く違う人間と会っても『無味乾燥な時間』になるだけで時間がもったいないと思ったからです。

私は21歳の時には、人間は死ぬ『ために』生きていると彼女に言い、彼女が『意味が分からない』と言ったことを今でも覚えています。この考え方が大前提の価値観となって『すべてを選択』していますが、この選択が間違えると『田中総理や横井秀樹氏、そして今回の堤義明氏など、晩年があまり幸せでない人生になってしまう』と思っています。
死ぬことは誰にも避けられません。つまり、誰でも死ぬ瞬間(意識がある間の死ぬ瞬間)に『何を思うか』でしか自分の人生を振り返れません。ということは『人生とは死ぬ瞬間の気持ち』ではないかと思います。
死ぬまでの間は、何があっても努力すれば取り返すことができますが、死ぬ瞬間は『もう何もできない』ので『どう思うかしかない』ということになります。
つまり、この死ぬ瞬間にどう思うか(死ぬ瞬間のために)生きていると思っています。

人生は公平であり、良いことをすれば『その分だけ良いこと』が返ってきますし、他人に不快感を与えれば不思議ですが自分の経験では与えた分だけ自分にかえってきています。私は32歳前後までは『10人に会いますと10人全部が敵になる』ほど激しい性格をしていました。そして自分が意識しないところで他人を傷つけていたことで、どうしてと思うようなアンラッキーが自分に定期的に訪れていました。

それが6〜7年間くらい母親に『他人のために尽くしなさい』『しかも対価を全く求めずに尽くしなさい』と言われました。他人に尽くして、尽くした人が感謝しなくても『自分の行為を多くの人が見ています』から、それらの人が評価してくれるので、尽くした本人から返ってこなくても公平になるからと母親はくどいほど言っていました。
当時はうるさいと思っていましたが、年を取るにしたがって『なるほど』という気持ちになってきましたし、今は母親に感謝しています。

マイクロソフトのビル・ゲイツ氏やヘッジフアァンドのジョージ・ソロス氏の行動を見ていますと『もう一つの私の信念が正しい』と確信できます。
『頭の良い人』『運動能力の高い人』『スタイルの良い人』『顔の良い人』『話のうまい人』『すべてに普通の人』『すべてに劣る人』と世の中は不公平にできています。

つまり、実業界やスポーツ界、学会や芸能界などで成功している人は『自分の力で成功した』と思っている人もいると思いますが、実は自分の力で成功したのではないと思います。それは生まれた時に親からもらったものだと思います。
私が親からもらったものは『努力することに抵抗がない』ことと『仕事が趣味と思える感情をもらったこと』です。

私は努力したのではなく、美味しいものを食べることと同じ意味で『努力することが苦でなかった』からできただけだと思います。つまり、自分の力ではなく、親からもらった力で何かを成し遂げたのであれば『それを独占』すれば『利益が偏る』ことになります。ビル・ゲイツやソロスが巨額の寄付を発展途上国に贈っているのは『この心理を彼らが知っている』からではないかと思います。

逆に言いますと、堤氏や田中氏、横井氏は『自分が得たものに対して、自分が社会に返したものが不足していた』ので、そのツケが回って晩年がよくなかったのではないかと思っています。その考え方は私の独断ですので『ホォー』と思ってくれればよいと思いますが、この考え方を延長していけば『株式投資』で勝者になる道が見えてくると思います。

つまり、自分にあった投資方法を採用すれば株式投資で勝つことは難しいことではないということになりますが、自分にあっていない投資方法を採れば『株式投資で矛盾が起こって失敗する可能性が高い』ということです。

例えば、株式投資に使える時間はあまりないのに『大きく儲けたい』と思っても無理ですし、まだ始めたばかりで株式投資で勝つ方法がよく分からないのに『大きく勝ちたい』と思っても無理です。つまり、自分の能力に合わせて行動することが一番重要となります。

では、能力がない人は何をしても無駄なのかと言いますとそうではありません。自分の能力には幅がありますし、人生にも幅があります。そして、その幅の中であれば自由に方向を決めることができ、しかもその幅は伸縮自在で『自分である程度までは延ばしたり縮めたりすることができる』と思っています。というよりも信じています。
ですから、自分ができる範囲の努力を継続してできるのではないかと思います。

成功者といわれる方々が破綻するたびに『私は不公平を死ぬまで享受してはいけない』と思ってしまいます。これは自分対社会という面と自分対自分の周り(私の場合はスタッフ、自分と家族)という2つがあると思います。

なお、弊社では「スタイルコンサルティング」ソフト(個々人の投資スタイルに応じて投資手法をアドバイスするソフト)を現在開発中です。『理論武装』は9割方でき上がってきており、残りは実際の製作作業となりました。「抵抗ライン」ソフトもほぼ出来上がってきていますが、「空売り」ソフトは『まだ苦戦中』です。

ケン・ミレニアム株式会社 森田謙一
(03/03 17:11)




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