キリンビールは、ビールでも発泡酒でもない「第3のビール」と呼ばれるビール風アルコール飲料を年内に発売する方針を固めた。キリンはこれまで参入に慎重姿勢を示してきたが、サッポロビールとサントリーの商品が昨年大ヒットし、消費者のニーズが定着したと判断した。これでビール大手4社が出そろう。
第3のビールは、麦芽を使うビール・発泡酒とは原材料が違うため、350ミリリットル缶で税率がビールより約53円、発泡酒より約22円安い。低価格や味がすっきりしている点などが受け、サッポロの「ドラフトワン」は同社のビール系飲料の売り上げの4分の1を占めるヒット商品となった。最大手のアサヒビールも6日、今夏までに発売すると表明している。
(01/12)
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