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キヤノンが28日に発表した04年12月連結決算は、売上高が前期比8.4%増の3兆4678億円となるなど収益ともに5期連続で過去最高を更新した。独自の商品戦略でヒットを飛ばし、生産コストを削減して高い利益率を維持した。05年12月期にも過去最高をさらに更新すると見込んでいる。
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営業利益は同19.7%増の5437億円、当期利益は同24.5%増の3433億円と、いずれも過去最高だった。
売り上げの7割を占めるコピー機やプリンターなどの事務機は前期比4.1%増。カラー複合機やレーザービームプリンターが好調だった。04年に計19機種を投入したデジタルカメラは前年より62%増の1400万台を出荷、世界首位のソニーとほぼ並んだ。この結果、カメラ部門の売上高は同16.8%増だった。
製造業としては極めて高い15.7%という売上高営業利益率を実現できた理由の一つは事業の絞り込みだ。「自社に技術力があり、利益率が高い」分野に絞った。例えば、精密部分の核技術をもつプリンター事業では、機器そのものは薄利でも、利益率の高いインクなどの消耗品でもうける。
カメラ市場では、コンパクト型の価格が昨年1年で約15%下落し、ライバル各社が利益率の低下に苦しんだ。しかしキヤノンは一眼レフをはじめ中高級機が中心の品ぞろえで利益を確保。核部品の高性能センサーやレンズを自社生産しているため、製品競争力が高い。
さらに生産の効率化が高利益率を支える。御手洗冨士夫社長は昨春、愛知県の豊田自動織機の無人化工場を視察し、「我が社は10年遅れている」と衝撃を受けた。そこで少人数の作業員が複数の工程を担当する「セル生産方式」の次の段階として、「無人化」を進めることを決定。これまでに一部の消耗品ラインなどを無人化した。その結果、04年には821億円の生産コスト削減を達成。05年も約800億円、さらにコストを削減する方針を掲げている。
05年12月期連結決算は、売上高が前期と比べて4.7%増の3兆6300億円、営業利益が同5.4%増の5730億円の見通しだ。
(01/29)
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