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米英軍、イラク攻撃 ブッシュ大統領が宣言

Copyright 2003 Associated Press.
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 ブッシュ米大統領は19日午後10時15分(日本時間20日午後0時15分)、ホワイトハウスからテレビ演説し、「イラクを武装解除し、国民を解放する」と述べ、米英軍主導でイラク攻撃を開始したと宣言した。周辺各国に展開する米軍のF117ステルス戦闘機や巡航ミサイルなどでイラク指導部の拠点を限定的に攻撃した模様だ。91年の湾岸戦争時と異なり、米英両政府は今回はフセイン政権の打倒を明確に掲げている。イラクのフセイン大統領は国営テレビで「剣をぬけ」と述べ、徹底抗戦を訴えた。

 ロイター通信によると、バグダッドではイラク現地時間20日午前5時33分(日本時間午前11時33分)ごろ、最初の爆発音が響いた。市内に空襲警報が鳴り響き、夜明け前の薄明かりを帯びた空に次々と対空砲火が上がった。

 米国内の報道によると、米英軍は同日、イラク国内の2カ所を攻撃している。CNNテレビは、米国防総省当局者の話として、40発の巡航ミサイルが紅海とペルシャ湾の艦船から発射され、F117ステルス戦闘機が精密誘導爆弾や特殊貫通爆弾バンカーバスターを投下したと伝えた。

 同当局者は「この攻撃は、イラク指導部に打撃を与えて敵の能力をそぐためのもの」と述べ、フセイン政権中枢を標的にした限定的な攻撃だと説明した。攻撃は断続的に行われ、AFP通信は、バグダッドで現地時間20日午前6時半ごろ、第3波の空爆があったと伝えた。

 ブッシュ大統領は19日朝と午後、2度にわたる国家安全保障会議(NSC)でイラクへの武力行使について協議。さらに午後3時40分から7時20分にかけて緊急のNSCを開いた。CNNテレビによると、大統領が攻撃を命令したのは、フセイン大統領への最後通告の期限切れから1時間半前の午後6時半(日本時間20日午前8時半)。CIAなどが、フセイン大統領は依然、バグダッドにいることを伝えたため、という。

 今回の攻撃は、大量破壊兵器を持つとみる敵に対し、自衛を理由に先制攻撃を正当化する昨年9月の「国家安全保障戦略」(ブッシュ・ドクトリン)に基づく初の攻撃となる。国連安保理を軸に多国間で紛争の解決を目指す第2次大戦後の国際規範を書き換えようとする動きで、安保理の支持を得ない武力行使には国際法上、正当性に疑念が指摘されている。

 米国防総省によると、イラク周辺に展開しているのは米軍約24万人を中心とする米英軍主体の約30万人。ブッシュ大統領は19日の開戦演説で、今回の攻撃には「35カ国以上が支持している」と述べ、国際協調を得た作戦だとの見解を強調した。しかし、湾岸戦争で28カ国の多国籍軍に参加したフランス、カナダ、イタリアなど西側同盟国とサウジアラビア、エジプト、シリアなどアラブ諸国は今回、参加していない。

 米英の地上軍を伴う大規模な軍事行動は91年の湾岸戦争以来だが、イラクの飛行禁止空域を超えて大規模空爆するのは98年12月以来、約4年3カ月ぶり。

 陸軍第101空挺(くうてい)師団や海兵隊の主力部隊など、クウェートに待機していた米地上軍は、戦車やヘリコプターで南部の都市バスラなどの拠点を確保しながら北上、首都バグダッドの陥落を目指す。地上軍のイラク投入は湾岸戦争以来初めてで、短期間の決着を目指している。

 フセイン政権による油田の自爆的な破壊や生物・化学兵器の使用を防ぐため、米特殊部隊は事前にイラク北部のクルド自治区などに展開しており、関連施設の制圧や反体制派の組織化を進めているとみられる。

 ブッシュ大統領は17日の演説で、イラク軍にフセイン大統領からの命令の不服従や投降を呼びかけており、「湾岸戦争時に比べ、戦力で半減した」(国防総省)とみられるイラク軍がどこまで本格的に抵抗するかが当面の焦点となる。 (03/20 12:36)


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