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米ペンシルベニア州イーリーで、銀行強盗の現行犯で逮捕されたピザ配達の男性が、「自分の意思ではない。首に爆弾をはめられ、銀行強盗をするよう脅された」と警察官に訴えた。実際に首輪に爆薬のようなものが固定され、時計の音も聞こえたため、警察は爆弾処理班の出動を要請。だが到着前、大勢が遠巻きにする中で爆発し、男性は即死した。米連邦捜査局(FBI)は殺人事件として捜査を進めているが、動機や背景は謎のままだ。
事件は8月28日に起きた。ブライアン・ウェルズさん(46)は午後2時ごろピザの配達に出かけたが店には戻らず、1時間後に首に爆弾をはめた姿で銀行に現れた。窓口から金を要求するメモを差し入れ、奪って逃げたが、通報で駆けつけた警察官に近くの駐車場で取り押さえられた。
手錠をかけられ道路に座らされたウェルズさんは、「チクタクいっているんだ」「もう時間がない」「なぜはずしてくれない」などと悲痛な声で叫んだ。その姿をテレビが中継する中で爆発が起きた。警察官らは離れていてけがはなかった。
FBIによれば、事件直前の配達先は高圧鉄塔があるだけの寂しい場所で、何者かが配達人をおびき寄せるために注文した可能性がある。爆弾はパイプ爆弾の一種とみられる。首輪は手錠を大きくした形で複数のカギのかかる特殊なもので、今回の犯行のために作られたもののようだ。
事件から1週間たっても真相は不明だが、米メディアによれば、ウェルズさんが実際に強盗を強要されていた場合、悪質な愉快犯による犯行の可能性が高いという。
ウェルズさんは銀行員への金の要求と、自分自身への指示が書かれた手書きのメモを所持していた。捜査当局は筆跡や指紋を調べ、ウェルズさん自身による狂言的な単独犯行の可能性など、すべてのシナリオを圏外とせずに捜査を進める。
ウェルズさんは独身でネコ3匹と暮らしており、温和な性格だった。
(09/05 12:13)
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