■ファッション・クロニクル

 東京ディズニーランドに家族で行った1984年です。アイルランド系アメリカ人の母は普段、ジーンズなどのパンツにセーターをあわせていました。60年代のアメリカの若者の感じでしょうか。

 この写真でブルーのマフラーとニット帽を身につけているように、色はブルーや紫がお気に入りです。

 母は大学卒業後に「世界を見たい」と来日し、岡山県で英語を教えていました。「1年くらい」のつもりが、日本人の父と出会い、24歳で結婚。日本での暮らしが続きました。

 母にとって日本のズボンの丈やジャケットの袖は短いので、洋服はアメリカで買っていました。靴は24・5センチで日本の靴でもぎりぎり入りましたが、幅が広すぎて「きついけど脱げそう」だったそうです。

 マフラーやスカーフが好きな影響で、私も最近スカーフをするようになりました。でも、なかなか母のようにナチュラルな感じには巻けません。

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 にしくら・めぐみ 1980年、東京生まれ。日本人と外国人との間に生まれた「ハーフ」たちの本音に迫る映画「HAFU」の共同監督