■「ハンサムマザー」はとまらない:10

■今尾朝子

 女性誌を作っていると、世の中、オーガニックブームだなあと感じます。オーガニックにこだわった食材のレストランがオープン、オーガニックコットンを使ったベビー服ブランドを作りました……といったオーガニックがつく情報が編集部には毎日のように集まります。

 なかでも早くから一ジャンルを築いたのがオーガニックコスメ(有機栽培で作られた植物を使ったコスメ)。天然の成分や香料を使い、肌に負担が少なく、環境に配慮した商品で、リラックス感が高い、などのイメージを持っている方も多いはず。

 VERY読者がオーガニックコスメを使い始めるきっかけとしては、妊娠や出産を機にという声をよく聞きます。肌の変化と意識の変化が重なる時期。中でも、親子で使えるUVケア商品やオイルは人気の高いアイテムです。

 母子手帳から日光浴というワードが消えた世代のママたちは、子供の紫外線対策として、外遊びにはUVケアを積極的に採り入れたり、オイルを使ってベビーマッサージをしてスキンシップを図ったりしているのです。

 今のママたちは、上質で価値のあるものを選びたいと思うときに、“オーガニックであること”をひとつの付加価値として捉えています。オーガニックコスメを選ぶ理由は、肌への効果、相性はもちろんですが、それを選択する行為に“ちょっといいこと”が含まれていると感じるからかもしれません。

 実際に、環境への負荷が少ないかどうかはそれぞれの商品の企業努力によるところも大きく、選ぶ側の知識も必要ですが、そうした商品をきっかけに、環境のこと、フェアトレードのことなどを考えることにもつながる……。そんなきっかけがあるのも、オーガニックコスメの魅力です。(VERY編集長)