我が子の成長を可愛く残しておきたい――。そんなママのための写真ワークショップ「子どもを撮ろう」が3月21日、東京・外苑前のifs未来研究所サロンで開かれた。朝日新聞の「マムズスタンド(エムスタ)」が主催。家族連れ約60人が集まり、子どもを撮るコツや成長に合わせたカメラの選び方を学んだ。

 第一部では、エムスタの写真投稿コーナー「おバかわいいね写真館」の講評を手がけ、育児雑誌などで活躍する静岡県在住のフリーカメラマン望月やすこさんが講演。脇を締めて撮影することで手ぶれを防ぐ、身近な柱や遊具をフレームに見立てる、背景に「白」を多く取り入れるなど、子どもをきれいに可愛く撮るコツを紹介した。

 2人の息子がいる望月さんは、育児のストレスで爆発しそうになった時、ふと次男がわざとこぼしたカレーとみそ汁を携帯で撮影したエピソードを紹介。写真にすることで冷静になり、周りも共感してくれて「大変なのは自分だけじゃない」と思えたという。「子どもはなかなか思い通りに動いてくれないもの。泣き顔や悪ノリした表情など『ありのまま』にその子らしさが出る。遊んでいる姿や記念日だけでなく、授乳や日々の世話などを写真に残すのも思い出になります」と話した。

 第二部は「カメラの種類と特徴」と題し、ニコンイメージングジャパンの米岡一憲さんが講演。子どもの動きの少ない乳児期にはコンパクトデジカメやミラーレス一眼を、運動会など動きのある場面ではシャッタースピードの速い一眼レフカメラをと、子どもの成長に合わせたカメラの選び方を解説した。

 参加者は、子どもを遊ばせたりあやしたりしながらも、メモをとり熱心に耳を傾けた。8カ月の息子陸矢くんを連れて参加した会社員小島秀一さん(38)、佳奈さん(36)夫妻は「授乳や普段のお世話など、今しか残せないものを撮影するという話が参考になりました」。来月、都内から長野県に引っ越すという阪井冴子さん(36)は、「4歳の息子の成長の様子を写真にして、東京の祖父母に送りたい。習った技術がさっそく役に立ちそう」と話していた。(笹円香)