■ファッション・クロニクル

 1976年、私が2歳になる前の写真です。東京都の多摩ニュータウンに住んでいました。母は、ミニスカートのワンピースですね。黄色は母が好きな色。このエプロンもよく身につけていました。市役所勤めで週末もボランティア活動で忙しく、流行は美容院で読む雑誌で知ったそうです。

 物心ついたときから、働いている母(渡辺幸子さん)の姿しか浮かびません。母は東京都多摩市役所の職員でした。スーツや、役所の制服のような服を着ていた印象が強いです。

 でも、買い物は好きで、小学生のとき、よく家族3人で新宿の京王百貨店に行きました。父と私で、人混みの中、母を待っていたことを覚えています。

 母は役所で福祉関係の仕事が長く、週末になるとボランティアに出かけていきました。2002年からは、多摩市長を2期8年務め、四六時中仕事をしていました。「無私」の母の生き様を見て、肩ひじ張らず人のためになりたいと思いました。

(聞き手・大井田ひろみ)

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こばやし・りん

インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢設立準備財団代表理事

1974年生まれ。グローバル時代のリーダーを育てる全寮制高校を、2014年夏に開校予定。生徒の約7割は留学生にする計画