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11月14日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

新着記事一覧へ

  • 文鳥の「喜(き)っちゃん」。喜びにあふれた一生を送れるようにと妻が名付けた

    「生きたい」妻の心の叫びが聞こえた 16年の闘い経て(6/26)

    ■妻はサバイバー:6(マンスリーコラム)  半分も残した五目焼きそばの皿を、目の前で後輩記者が心配そうに見つめている。ふだんの私はめったに食事を残さないのに、もう胃が受けつけない。  2014年8月末、同僚とランチを食べた中華料理店で、私は自分の変調を悟った。  1~2週間前か…[続きを読む]

  • 息を引き取る6時間前、父が笑顔で写っている最後の写真。毎週金曜日の夜に見舞ってくれたいとこ(右)と私

    危篤、それでも母の体を気遣い… 父は穏やかに旅立った(6/21)

    ■もうすぐ父が死んでしまうので:6(マンスリーコラム)  「あれっ? お義父さん、どうしたんだろう」  静かに寝ていた父がいきなり険しい顔で両手を動かし始めたのに気づいた夫(47)が、ベッドに駆け寄り、その手を握った。私(49)と母(83)は言い争いを中断し、覆いかぶさるように…[続きを読む]

  • 妻の趣味であるレース編み。療養中のささやかな癒やしになった

    封じ込めた幼少期の記憶、鮮明に トラウマと向き合った(5/29)

    ■妻はサバイバー:5(マンスリーコラム)  夏の日が差し込む部屋で、新たな療法が始まった。  テーブルをはさんで、妻と臨床心理士の女性が向き合う。  「今、どんな気持ちですか」と聞かれ、妻は「帰りたい」。消え入るような声で、下を向いたままつぶやいた。  2013年7月、こんな会…[続きを読む]

  • 仕事帰りに見舞った兄(右)といとこ(右から二番目)と夫(左から二番目)と。テレビは大好きな巨人戦ナイターで、父はうれしそうだった

    「1杯やりてぇなぁ」 父と最後の晩餐、笑って泣いた夜(5/24)

    ■もうすぐ父が死んでしまうので:5(マンスリーコラム)  「お父さんも若いころは、やっぱ『飲む・打つ・買う』みたいな感じだったすか?」  私の大学時代、お金がなくて実家へよく夕飯を食べに来た男友だち(48)が、病床の父に質問した。2人の再会は二十数年ぶり。場を盛り上げるためなら…[続きを読む]

  • 酒を断つために料理酒もみりんもおいていないわが家だが、妻はしょうゆと蜂蜜だけでおいしい煮物をつくってくれる

    アルコールに依存する妻 家族にも異変「何かが壊れた」(4/26)

    ■妻はサバイバー:4(マンスリーコラム)  午前6時過ぎ、インターホンの音で眠りから覚めた。  「奥さまが倒れていたものですから……」。玄関を開けると、見知らぬ男性が、泥酔した妻に肩を貸している。私は丁重に礼を述べながら、心の中で「またか」とつぶやいた。5年ほど前のことだ。 …[続きを読む]

  • 亡くなる約1カ月前の6月5日、パリから戻った妹(右)が羽田空港から直行した。ソプラノ歌手として欧州を演奏して巡るため、父に自分の携帯を渡し、旅先からも毎日電話をかけてきた

    「今日のお父さん」死へ向かう姿、FBで公開し続けた(4/18)

    ■もうすぐ父が死んでしまうので:4(マンスリーコラム)  「はい! 今日のお父さん。笑って」  父にそう呼びかけてスマホで撮り始めたのは、ちょうど1年前の今ごろからだ。差し入れたプリンを食べる、寝たままテレビで巨人戦のナイター中継を見る、パリから戻った妹(40)と私に挟まれて苦…[続きを読む]

  • 入院中の妻から届いた手紙やはがき=2007年ごろ(画像を一部加工しています)

    「あなた、さようなら」妻からの電話、未遂に終わったが(3/28)

    ■妻はサバイバー:3(マンスリーコラム)  妻の介護を始めてから、周りの風景が以前とは違って見えるようになった。  大阪・中之島にある朝日新聞大阪本社は北に堂島川、南に土佐堀川という二つの河川にはさまれている。私が赴任した2000年代半ば、川沿いには数多くの野宿生活者が暮らして…[続きを読む]

  • 3回目の外泊で我が家に戻った父。いつもこのソファに座っていた。愛猫カラフが近寄ってきては父にお尻を向けて座り、父はそのシッポをトントンとたたく。それが彼らの最良のコミュニケーションだった=2017年5月、東京都内の実家で

    父を自宅でみとれない 娘として記者として、抱えた矛盾(3/20)

    ■もうすぐ父が死んでしまうので:3(マンスリーコラム)  「お義父さん、このノドグロ、びっくりするほど安かったんですよ。まさかの480円!」  さっきまで実家の台所で料理していた夫(46)が、小ぶりな焼き魚を父(当時81)に差し出し、得意顔で言った。  私はあきれて絶句した。 …[続きを読む]

  • 人と車が行きかう雑踏のなかで、妻は被害を打ち明けた=大阪市北区梅田

    壊れていく妻の心、消えた笑顔 精神科を受診したけれど(2/28)

    ■妻はサバイバー:2(マンスリーコラム)  それは、人の心が壊れていく過程を見せられるようだった。  私が帰宅すると、妻はデスクライトだけをともした暗い部屋にいた。  目に涙を浮かべ、「衝動的に自殺しそうで怖いから、預かってほしい」。そう言って、手にしたカッターナイフを差し出し…[続きを読む]

  • 3月下旬、膵臓がんを告知された直後の父(左)。十数年前から腰痛を訴え、この2年ほどはほとんど歩こうとしなかったが、入院後はリハビリを嫌がらず、見舞った私の夫と笑顔で歩行練習に励んだ=都内の大学病院で

    汚れたトイレ、実家の異変 告知受けた父に笑顔が戻った(2/19)

    ■もうすぐ父が死んでしまうので:2(マンスリーコラム)  「えっ?」  久しぶりに実家の2階に上がって、私は仰天した。  何げなくのぞいた父の和室に、数え切れないほどのコンビニ袋が散らばっている。どの袋にも読み終わった夕刊紙や週刊誌が2、3部ずつ押し込まれ、畳を覆っていた。その…[続きを読む]

  • 妻が症状を抱えながら猛勉強したドイツ語。参考書には書き込みが残る

    食べて吐く、繰り返した妻 「そこだけが逃げ場だった」(1/22)

    ■妻はサバイバー:1(マンスリーコラム)  妻に何が起きているのか、はじめは理解できなかった。  大量の食べ物を胃に詰め込む。すべてトイレで吐く。昼となく夜となく、それを繰り返す。彼女が心身に変調をきたしたのは結婚4年目、2002年の秋。当時29歳だった。  休日の朝、私の運転…[続きを読む]

  • 内科の大部屋から緩和ケア病棟の個室に移って間もないころの父。ここの病院での入院期間が1カ月に近づいたころから、個室に入りたいと言い出していた。取材の移動中に立ち寄った私に「テレビが見放題になったのが本当にうれしい。ありがとう、ありがとう」と満面の笑みを見せた=東京都品川区

    「腰が痛い」訴えた父、突然の告知 母の入院きっかけに(1/15)

    ■もうすぐ父が死んでしまうので:1(マンスリーコラム)  スーーッ…………、スーーッ…………。  だんだん呼吸の間隔が長くなっていく父のベッドサイドで、いとこ(50)が懐かしい話を始めた。  幼いころ、毎年夏になると、父が勤める信用金庫の保養所があった千葉県の海で、よく遊んだこ…[続きを読む]

  • トリオで講演する(左から)菅崎弘之さん、太田正博さん、上村真紀さん。太田さんは最後に「マイウェイ」を歌った=2007年3月17日、名古屋市中区の愛知県医師会館

    「いてくれるだけでいい」 認知症の夫を支える妻の思い(12/18)

    ■「恍惚(こうこつ)の人」から「希望の人びと」へ:6(マンスリーコラム)  このコラムも今回が最終回。ぜひ、紹介したい人がいる。  太田正博さんに初めて会った日のことを、私は今も鮮明に覚えている。2005年9月3日、京都駅前のホールで開かれた講演会でのことだった。  「私、バリ…[続きを読む]

  • イアン・シェリフ氏

    夫は空港で問い詰められた 認知症フレンドリーへの道(11/27)

    ■両親の介護と仕事と認知症:6(マンスリーコラム)  英国の南西部、デボン州のプリマス市は、英国内でいち早く認知症フレンドリー・コミュニティーの思想を取り入れて成功した街だ。日本からも自治体や福祉関係者、認知症の研究者らが相次いで視察に訪れている。その功労者がプリマス大認知症パ…[続きを読む]

  • インタビューに答えるクリスティーン・ブライデンさん(左)と、夫のポールさん。2017年4月に京都市で開かれた認知症国際会議に参加した=京都市

    認知症の本人がつなぐバトン 「今この瞬間を楽しんで」(11/20)

    ■「恍惚(こうこつ)の人」から「希望の人びと」へ:5(マンスリーコラム)  「認知症になってからも、希望と尊厳をもって暮らしたい。すべての人が生き生きと暮らせるような社会を、いっしょにつくり出していきたい」  こう願って3年前に発足した「日本認知症ワーキンググループ」(JDWG…[続きを読む]

  • 幸せって何ですか?

    「妻は夫の後から逝く方が…」 年老いた夫婦の幸せとは(11/13)

    ■介護と医療の足元で:6(マンスリーコラム)  家に入るなり、焦げたにおいに母が気づいた。キッチンの鍋のふたを開けるとおしるこが焦げていた。  「どうしたの?」「火をつけている間、見ていなかったの?」「高い鍋なのに……」  矢継ぎ早に問いかける母に、一人で留守番をしていた父は黙…[続きを読む]

  • ウェスト・ヨークシャー・プレイハウス=英国ウェスト・ヨークシャー州リーズ

    「認知症フレンドリー」とは 英国で始まった無数の試み(10/23)

    ■両親の介護と仕事と認知症:5(マンスリーコラム)  朝日新聞厚生文化事業団に異動したのは2014年4月。社会福祉は全くの素人だったが、大阪事務所が高齢者を対象とした講演会などの企画を担っていたのは幸いだった。長年、両親の介護を経験してきた私にとって、全く無縁の世界ではなかった…[続きを読む]

  • シンポジウムで「医師は精神科に体験入院を」と提案する樋口直美さん(左) (2016年4月、東京都内、「新たなえにし」を結ぶ会提供)

    認知症と診断、精神病床へ… 当事者の意思とは対極に(10/16)

    ■「恍惚(こうこつ)の人」から「希望の人びと」へ:4(マンスリーコラム)  認知症と診断されたとき、本人の意思はどこまで生かされるのか。本人の思いの対極にあるものは何だろうか。  忘れられない夜がある。  10年以上前の冬、首都圏にあるグループホームに泊まらせてもらった。玄関を…[続きを読む]

  • 老いの進み方のイメージ

    高齢者は病気になれない? 医療費給付を制限されたら…(10/9)

    ■介護と医療の足元で:5(マンスリーコラム)  最近、80代前半の父と70代後半の母が暮らす埼玉県の実家に、電話アンケートが立て続けにかかってきた。  一つは9月上旬、自動音声によるアンケートで、「いま総選挙があったら、A候補とB候補のどちらに投票するか」というものだった。解散…[続きを読む]

  • 徳島県の有料老人ホームを母が出発するとき、職員たちが集まり見送ってくれた

    交番に駆け込み、公園にゴミ… 母は老人ホームに入った(9/25)

    ■両親の介護と仕事と認知症:4(マンスリーコラム)  父が認知症と診断されて数年が過ぎた2010年ごろ、母を説得して認知症の診断を受けさせることにした。  当時の母は、もの忘れが目立つようにはなっていたが、特に生活に支障が出ているわけではなかった。毎日、炊事や洗濯もちゃんとこな…[続きを読む]

  • セミ時雨の中、近くの公園を老犬ハッピーと散歩する秋山節子さん=2004年7月

    認知症を公に語った女性 「しょうがない」笑顔の意味は(9/19)

    ■「恍惚(こうこつ)の人」から「希望の人びと」へ:3(マンスリーコラム)  認知症の本人たちによる「当事者発信」というと、若年性認知症の人の話だと思う人が多いのではないだろうか?  実は、違う。今から10年以上前、認知症を「痴呆(ちほう)」と呼んでいた時代に、「発信」の扉を開い…[続きを読む]

  • 生きがいを失った時、どうしますか?

    「そこまでして生きたくない」 80代の父の不安と絶望(9/11)

    ■介護と医療の足元で:4(マンスリーコラム)  父が、実家のリビングで母と私にこう言った。  「あと1年持つかな……。たぶん、死んじゃっているよ。とにかく歩くのが容易じゃない。このごろ、トイレに行くのもおっくうになって……」  私が、この「マンスリーコラム」の執筆もあって、実家…[続きを読む]

  • 徳島県の有料老人ホームにいた頃の父と母(ホーム提供)

    夜暴れる母、病室の床にひとり 限界超えた「老老介護」(8/28)

    ■両親の介護と仕事と認知症:3(マンスリーコラム)  母は1927年生まれで、もうすぐ90歳になる。今年1月、約3年間暮らした徳島県の有料老人ホームから、自宅に近い兵庫県西宮市内の特別養護老人ホームに移った。  私は7年ほど前から毎年、西宮市内の特養4~5カ所に、父と母2人分の…[続きを読む]

  • 一日の仕事を終え、駅でちょっと一息。JR、地下鉄、バスを乗りついで帰る。定期入れには、迷ったときに使う「ヘルプカード」も=2015年9月、仙台市内

    39歳で若年性認知症 丹野さん「僕にとっての希望は」(8/21)

    ■「恍惚(こうこつ)の人」から「希望の人びと」へ:2(マンスリーコラム)  今年7月、丹野智文さん(43)が、東京経済大学で特別講義をした。39歳で認知症と診断されて4年。全国を飛び回り、100回以上講演しているが、大学で話すのは初めてだ。  テーマは「若年性認知症当事者として…[続きを読む]

  • 高齢者はどこで時間を過ごす?

    介護保険サービス、「ほどほどに」利用のススメ(8/14)

    ■介護と医療の足元で:3(マンスリーコラム)  「介護保険サービスを上手に使おう……」とか、「あなたなら、介護保険サービスをこれだけ使える……」といった言葉を聞くことがある。介護保険に精通した人や、仕事で介護にかかわる人たちからだ。  さらにこの上をいくのが、自己負担で介護保険…[続きを読む]

  • 2014年夏、両親が暮らす徳島県内の有料老人ホームに「阿波踊り」が慰問に訪れた(ホーム提供)

    父の生死、迫られた三つの選択肢 一人息子は決断した(7/24)

    ■両親の介護と仕事と認知症:2(マンスリーコラム)  いざ、父を認知症専門の病院に連れて行こうと思っても、どうやって病院を探せばいいのか、さっぱりわからない。  インターネットで検索したが、2007年ごろに認知症の診療を掲げている病院は少なかったように思う。そんな中、神戸大学医…[続きを読む]

  • スピーチする丹野智文さん=4月27日、京都市左京区、楠本涼撮影

    認知症は人生の終わりじゃない 「常識」変えた本人の力(7/17)

    ■「恍惚(こうこつ)の人」から「希望の人びと」へ:1(マンスリーコラム)  「認知症」「アルツハイマー」。この言葉を聞いて、あなたはどんなことを思いますか?  今年4月、国際アルツハイマー病協会国際会議(認知症の国際会議)が京都市で開かれ、65カ国・地域から4千人以上、認知症の…[続きを読む]

  • 自分と親の老後の備え、どうする?

    保険はお守り?助け合い? 介護も医療もお金で買う時代(7/10)

    ■介護と医療の足元で:2(マンスリーコラム)  「年明けからお父さんの腫瘍(しゅよう)マーカーが上がっているの」  こんな言葉を、今春、母から聞いた。父は、肺がんの手術をした専門病院へ定期的に検査で通っていたが、正常だとほとんど検出されない、がんと関連がある特定のたんぱく質の血…[続きを読む]

  • 徳島の施設に入所する前、兵庫県西宮市内のデイサービスに週2回通っていたころの父(山本雅彦さん提供)

    父の異変、妻は気づいた 何度も同じ質問、道迷い帰れず(6/26)

    ■両親の介護と仕事と認知症:1(マンスリーコラム)  2015年6月、父は脳梗塞(こうそく)のため95歳で亡くなった。徳島市内の有料老人施設に母と一緒に入所し、要介護2だった。介添えがあれば何とか歩くこともできたし、食事も自分で食べることができた。  母はその後も徳島の施設に残…[続きを読む]

  • 75歳以上が世帯主の一般世帯数の推計

    「町内会をやめたら…」 ベッドタウンに暮らす母の不安(6/12)

    ■介護と医療の足元で:1(マンスリーコラム)  「町内会やめていいかな?」  埼玉県内に暮らす母親から、今春こんなことを言われた。実家では、脳梗塞(こうそく)による後遺症に加えて肺がんを患う80歳近い父親を、70代後半の母親が支えている。私は東京都内で家族と暮らし、2週間に1回…[続きを読む]

  • 北京で濃いもやの中を歩く高齢の男性=ロイター

    居場所なくした高齢者「どれほど寂しいか」 変わる中国(5/25)

    ■老いる巨龍――事件で見る中国の少子高齢化:6(マンスリーコラム)  私が初めて中国を訪れたのは1980年代末。大学生だった私は神戸から「鑑真号」というフェリーに乗り、2泊3日で上海に到着した。  当時の上海は、まだ古い街並みが多く残っていた。通りには、租界時代に建てられた西洋…[続きを読む]

  • 介護職員初任者研修の講座を修了し、同級生と談笑する竹島静枝さん(右から3人目)=2015年12月、川崎市川崎区の介護の学校・QOLアカデミー

    介護の資格、米寿で取った 元気なシニアと10代がカギ(5/18)

    ■老いの現場を歩く:6(マンスリーコラム)  このコラムも最終回。朝日新聞神奈川版「迫る2025ショック」での取材をもとに、2025年問題の実態や先進的な取り組みを伝えてきた。最後に、「支え手」である現役世代が縮小する中、高齢になっても元気な「アクティブシニア」と、中高生や大学…[続きを読む]

  • 母の病室にあるオルゴールと、介護職員から贈られた千羽鶴

    「生きていてくれてありがとう」 4年間眠り続ける母に(5/11)

    ■認知症の母を見つめて:6(マンスリーコラム)  2012年8月、母(当時73)が窒息で意識不明になった。1カ月以上たち、「低酸素脳症による遷延性意識障害。回復の見込みなし」と医師から診断された。いわゆる「植物状態」だ。「植物」という言葉は、自分自身も傷つくので使いたくはないが…[続きを読む]

  • 春節の帰省のために列車に乗ろうとする人たちで大混雑する上海虹橋駅=ロイター

    被告は息子、老親が提訴 増える裁判、変わる中国の伝統(4/27)

    ■老いる巨龍――事件で見る中国の少子高齢化:5(マンスリーコラム)  息子が年老いた両親に頼んで、息子自身を被告として相手取った裁判を起こしてもらう――。  そんな一風変わった訴訟があったと、今年1月下旬の春節(旧正月)直前、中国司法省系列紙の「法制日報」で報じられた。息子が奇…[続きを読む]

  • 「しあわせすぎキャバレー」で作業療法士の女性と踊る90代の男性参加者。ほかの参加者やスタッフも手拍子で盛り上げた=埼玉県幸手市

    高齢者をひとりにしない 地域をつなげ、居場所作る試み(4/13)

    ■老いの現場を歩く:5(マンスリーコラム)  医師や看護師ら専門職だけでなく、住民主体で「2025年問題」に立ち向かう地域が、埼玉県北東部にある。幸手市と杉戸町だ。「幸手モデル」と呼ばれ、全国から注目されている。  その幸手市のビジネスホテルで、3月5日に高齢者向けイベント「し…[続きを読む]

  • 母の入院中、枕元で流したヒーリング音楽のCD

    延命措置は? 意識戻らぬ母、家族が真っ二つに割れた(4/6)

    ■認知症の母を見つめて:5(マンスリーコラム)  2012年8月、私の母(当時73)は横浜のグループホームで突然倒れ、救急車で運ばれた。原因は、吐いた食べ物を気管につまらせたことによる窒息。家族が慌てて病院のICUに駆けつけると、ベッドに横たわり、口には人工呼吸器、体にはいろん…[続きを読む]

  • みなさんからの投稿メール

    「最期の時間は私の宝物」マンスリーコラム、みなさんの投稿から(3/30)

     自らの介護体験や、高齢化社会に思うこと、ニュース解説など、朝日新聞社員や関係者が月1回ずつ連載する「マンスリーコラム」。昨年12月に第1弾が始まって以来、読者のみなさんから多くの感想がメールで寄せられました。  「認知症の母を見つめて」は、前頭側頭型認知症と診断された母親を介…[続きを読む]

  • 北京で池のほとりに腰掛ける高齢の男女=ロイター

    子どもが2人の関係を壊した 中国、高齢男女の実らぬ恋(3/24)

    ■老いる巨龍――事件で見る中国の少子高齢化:4(マンスリーコラム)  「年老いて、連れあいが欲しかっただけなのに、子どもたちに反対される。私は残りの人生を孤独に過ごすしかないのでしょうか」  こう訴えるのは、子どもたちに反対されて再婚を諦めたという60代の女性、呉さんだ。中国西…[続きを読む]

  • のみ込みやすく加工された嚥下ケーキ「フェリシテ」。見た目も味も、通常のケーキと何ら変わらない=横浜市港北区のHANZOYA

    最期まで口から食べるために KAIGOスナックの挑戦(3/9)

    ■老いの現場を歩く(マンスリーコラム):4  前回のコラムでは、口から食べられなくなった人たちが胃ろうをつけるかどうか悩む話を紹介した。今回のコラムでは、「最期まで口から食べてもらう」ための取り組みを二つ取り上げたい。  昨年12月初旬の金曜夜。東京都府中市の「昭和の雰囲気」漂…[続きを読む]

  • グループホーム恒例の夏祭り、母にスプーンでカレーライスを食べさせた(写真はイメージです)

    電話で伝えた誕生日祝い 2週間後、母は突然意識不明に(3/2)

    ■認知症の母を見つめて:4(マンスリーコラム)  前頭側頭型認知症の母がグループホームに入居して、5年が経った。前頭側頭型は、アルツハイマー型と違い進行を遅らせる薬がない。症状は少しずつ悪化し、くしの歯が欠けるように「できないこと」が増えていった。  手書きの文字が下手になった…[続きを読む]

  • 毒保母事件についてニュースサイトにも数多くの記事が掲載された

    高齢者8人を殺した家政婦「早く給料ほしかった」 中国(2/23)

    ■老いる巨龍――事件で見る中国の少子高齢化:3(マンスリーコラム)  中国南部、広東省広州市にある裁判所、同市中級人民法院。昨年5月、お年寄りの自宅で住み込みで世話をしていた元家政婦の女、何天帯被告(46)に死刑判決が下され、即日執行された。  何被告は、世話をしていた8人のお…[続きを読む]

  • 患者の胃ろうチューブを交換する赤羽重樹医師(左)と様子を見守る妻。1カ月~半年ごとに交換が必要という=横浜市神奈川区

    胃ろうにする?しない? 「心のふたがとれた」とき(2/9)

    ■老いの現場を歩く:3(マンスリーコラム)  神奈川版の連載「迫る2025ショック」の取材で最も考えさせられたのが、口から食べられなくなった患者の家族が、胃ろうをつけるかどうか悩んだプロセスを描いた「胃ろうの選択」(2014年9月掲載)だった。取材しながら、常に「自分自身なら……[続きを読む]

  • 母が入所したホームのクリスマス会で、妹はハンドベルで「きよしこの夜」を演奏した(写真はイメージです)

    ホームで取り戻した穏やかな笑顔 冬の夜、母は外へ(2/2)

    ■認知症の母を見つめて:3(マンスリーコラム)  今から10年前、「前頭側頭型認知症」と診断され、要介護2の認定を受けた私の母は、2007年5月、横浜のグループホームに入居することになった。当時67歳。入居する前夜、同居していた妹には「行きたくない。ここに置いてほしい」と懇願し…[続きを読む]

  • 北京の天安門に掲げられた毛沢東の肖像画の前で、子どもたちを抱いて写真を撮る男性=ロイター

    2人目は産みたくない 「国の老い」急激に進む中国(1/19)

    ■老いる巨龍――事件で見る中国の少子高齢化:2(マンスリーコラム)  「ぼくのお父さんとお母さんは2人目の子はいらない。もう小さな息子がいるからだ――携帯電話」  昨夏、江蘇省で開催された子どもの詩のコンクールで一等賞を獲得した、同省常州市に住む小学6年生、費東(フェイトン)君…[続きを読む]

  • リビングウィルの内容について見直す松本孝彦さん。「最期は病院ではなく自宅か施設で」と希望している=横浜市鶴見区

    自宅で穏やかに…は難しい? 望まぬ延命、不本意な最期(1/12)

    ■老いの現場を歩く:2(マンスリーコラム)  「自宅で穏やかな最期を迎えたい」。そんな願いをもつ人たちは多いのではないか。だが今の日本では、自宅や介護施設で安らかに亡くなる「平穏な在宅死」は、実は当たり前のことではないのだ。  2013年の秋、神奈川県内の病院の救命救急センター…[続きを読む]

  • 母はキッチンで消しゴムを切り、食べていた(写真はイメージです)

    消しゴム食べ、一人で高速道路へ 母は「私が悪いんだ」(1/5)

    ■認知症の母を見つめて:2(マンスリーコラム)  今から10年前の冬、私の母(当時66歳)に「前頭側頭型認知症」という聞きなれない病名が告げられた。記憶は保たれるが、思考や判断、感情をつかさどる脳の部分が萎縮するため、母は別人のようになってしまった。表情豊かだった顔は能面のよう…[続きを読む]

  • 北京で飲料などを売る店の前を歩く高齢の男性=ロイター

    「空巣老人が行方不明に」 中国、消える高齢者たち(12/15)

    ■老いる巨龍――事件で見る中国の少子高齢化:1(マンスリーコラム)  「尋人:段連堂老人、90歳、今日の昼1時に大王荘積善里で行方不明になりました…」  「網友(ネット仲間)たちの助け求む:趙宗銀、女、83歳、宜賓永興の方言があり…」  「緊急尋人! 昨日午後4時過ぎ、方荘橋で…[続きを読む]

  • 山の斜面に立つ住宅群。2025年、こうしたアクセスに時間がかかる場所に住む高齢者に、医療や介護を十分届けられるかどうかが課題になる=神奈川県横須賀市

    病院も家もだめ… 安らかに死ねない時代が来る?(12/8)

    ■老いの現場を歩く:1(マンスリーコラム)  みなさん、「2025年問題」って、聞いたことありますか?  「2020年東京五輪なら知っているけど、2025年問題はわからない……」という方が多いかもしれない。  一言で言うと、約650万人いる団塊世代(1947年~49年生まれ)が…[続きを読む]

  • トランプのゲームが続く間、母は普通に何度でも遊べた。会話のキャッチボールもできた

    トイレとポットにお百度参りする母 「やめたくても…」(12/1)

     自らの介護体験や、高齢化社会に思うこと、ニュース解説など、朝日新聞社員や関係者が月1回ずつ連載する「マンスリーコラム」を始めます。初回は、40代の女性社員が母親の介護に直面した10年間を振り返ります。 ■認知症の母を見つめて:1(マンスリーコラム)  「お姉ちゃんどうしよう。…[続きを読む]

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