【根岸拓朗】経済産業省審議官の立場で知った公表前の企業情報に基づき、株取引をしたとして金融商品取引法違反(インサイダー取引)の罪に問われた元審議官・木村雅昭被告(53)=休職中=の初公判が29日、東京地裁であった。元審議官は「私は法律違反をしておりません」と無罪を主張したうえで、「要職にありながら世間を騒がせたことは深く反省している」と述べた。
半導体業界の担当だった元審議官は2009年3月、NECエレクトロニクス(現・ルネサスエレクトロニクス)の合併情報を知り、4月下旬に5千株を購入した▽エルピーダメモリが日本政策投資銀行から出資を受けることを知り、同年5月に3千株を購入した――として起訴された。